環七通りに接した駅。昭和の雰囲気を残すラーメン店が多いです
2009年から約1年かけて、駅舎の改修工事に踏み切った野方駅。工事の中途段階で、早くも施設の見学会を主催するなど、近隣の住民へのサービス精神が旺盛な点が高い支持を集めました。中野区はもともと、新宿や池袋といった巨大なハブ駅に近いという立地条件を備えていながら、穏和な居住空間が区内各地に広がっている点が大きな特長です。野方駅の近隣についてもその傾向はぴたりとあてはまります。交通面で相当に恵まれた場所にありながら、のんびりとした生活を続けられる点は高齢者の生活にとってはある種の理想でしょう。駅の南北には商店街が延びており、リラックスした精神状態で買い物や散歩を楽しめます。野方駅は都道318号線と立体交差する形状でつくられています。野方駅からこの大通りを観察すると、数十年前から営業しているラーメン店がいくつもある点がセールスポイントになっています。なおバスの停留所は駅の周囲に4ヶ所置かれていて、都営バスのほか国際興業バスや関東バスなどが路線を運行しています。野方駅は、西武新宿線に所属しています。中野区のわりと控えめな住宅街に接しているためか、各停以外の列車は停車しません。早めに目的地に向かう必要が生じたときは、下り方面に2区間離れた鷺ノ宮駅で降りて待つとよいでしょう。この駅では特急(小江戸号)以外の列車は必ず停まります。乗り換え場所については、上り方面で3区間先にある中井駅がいちばん近くとなります。この駅では都営地下鉄の大江戸線に乗り換えて、都内各地に向かえるようになっています。野方駅の利用率は、1990年代に見る見るうちに落ちて行ったといわれています。とはいえ21世紀に入るとそのペースがだいぶ遅くなりました。1日平均の乗降客数を調べると、2003年以後は2万1,000~2万3,000人の間でずっと推移しており、横ばい状態になっている様子がうかがえます。野方駅の周辺で介護施設を探す場合は、駅から1~2キロくらいの近距離・中距離圏内で開業している施設を見つけやすいというメリットがあります。デメリットは、施設数は多くない(どちらかといえば少ないほう)という点でしょうか。グループホームや介護付き有料老人ホームが、野方駅界隈の介護施設の主役だといえます。料金体系については、グループホームはかなり安いためあまり金額を気にしなくてもよいでしょう。介護付き有料老人ホームについては支払方法をシミュレーションするなどして決めることがポイントでしょう。




























































