区画整理が成功し、高齢者が住む施設の誘致にも成功しています

区画整理がもたらしたもののひとつに、道路事情が劇的によくなったことがあります。バスやタクシーの運行が著しく容易になったことへの評価はとても高く、駅前にロータリーを建設できたことはその一環です。駅前と少し歩いた場所の2ヶ所に集合的なバス乗り場が現在つくられており、国際興業バスと西武バスが管轄する路線が活発に営業されています。
ちなみにバス事業者の活動が促進されたことは、国道463号線が近いという立地上の好条件が幸いしています。この点は同時に、タクシーや自家用車を用いた移動に対してかなりの成果をもたらしてくれます。
南与野駅は埼京線および東北本線に所属する駅です。どちらの方角を向いても、近い範囲に大宮駅・武蔵浦和駅という乗り換え可能な駅があることは非常にラッキーでしょう。武蔵浦和駅では武蔵野線だけが乗り換えの対象ですが、大宮駅の場合なら各種新幹線をはじめとしたJRの路線がたくさん待ち受けています。
これだけ人口集中が目覚ましい南与野駅のことですから、利用率が上向きであることはいうまでもないことかもしれません。ただし昨今は、急激に利用人数が増加しているわけではない様子です。1日平均の乗客数は、2006年に15000人を、2013年に16000人を超過したことが記録から明らかになっています。今後も長期的な利用率と収益の伸びが期待されているところです。
南与野駅の周囲で介護施設を探すと、選択肢に不自由しないことがじきにはっきりするはずです。新興の住宅地と呼んでもかまわないエリアですが、高齢者向けの施設の準備についてはまるで以前からはじめられていたかのように見えるほどです。駅から数百メートルの場所から数キロ遠ざかった場所まで、低額の施設から高額の施設まで、希望や予算に合わせて自由自在に選べる場所となっているのです。
施設のタイプもよく細分化されており、介護付き有料老人ホーム・グループホーム・高齢者住宅・サービス付き高齢者向け住宅と有名なタイプはほとんど顔をそろえているという印象があります。