住宅地と商業地区がバランスよく溶け込んだ土地です

上北沢駅は国道20号線や首都高速4号線に近い駅です。バス乗り場は駅前のほか、近くの公園の前などを含めると3ヶ所おかれています。乗り入れている路線は杉並区が運営するコミュニティバスが中心で、世田谷区が手掛けるサービスではない点がユニークです。
上北沢駅は京王本線の管内にある駅です。特急や急行などはまったく停車しない駅ですが、両隣にある駅はいずれも快速が停車する駅です。特に桜上水駅については、急行や区間急行の利用が可能です。
ほかの路線へ乗り継ぎについては、最大の中継地点となっているのはやはり、発着駅である新宿駅でしょう。新宿駅までの途上にある乗り換え場所を取り上げると、下高井戸駅(東急世田谷線と接続)、明大前駅(井の頭線と接続)、笹塚駅(京王新線と接続)の3駅となります。反対方向については7キロ以上移動しないと見えてきませんが、調布駅まで行けば相模原線に乗り換えできます。
上北沢駅の利用率は、1970~80年代が絶頂期でした。その後は一貫して、少しずつ低下しています。1日あたりの乗降客数は、1990年代に入ると20000人を下回るようになりました。2004年に入ると16000人以下に落ち、2008年からは連続して15000人以下を記録しています。
上北沢駅の周辺で介護施設に入りたいなら、駅から1~2キロくらいの範囲がいちばん狙い目となるでしょう。便利な場所と平和な場所が両方隣り合っているエリアですが、残念ながら介護施設の軒数はまだ多めだとは言えない状態です(これからの施設の増加に期待したいところですが)。隣接する八幡山駅・桜上水駅のほうが最寄り駅となるケースもありますから、両駅を起点として探すという方法を合わせて行うことも有効でしょう。
上北沢駅の近隣で開業している施設は大半が介護付き有料老人ホームとなっている模様です。地価が安いエリアではないため、入居コストは高くなる可能性はあります。しかし変動制を導入していることが普通です。負担にならない支払い方式を担当者と相談の上、検討してみましょう。