駅のすぐそばから、商店街が延びています
つい数年前に、創立から100年という記念すべき年を迎えた都立鷺宮高校。戦前は女子だけの学校でしたが、当時は「府立家政学校」の名前で親しまれていました。この学校の通学用の駅という、日本では初となる動機で発足したのが都立家政駅(当初は、「府立家政」駅という名前でした)。現在も、徒歩でわずか3分程度の近場にあるため時間帯によっては、この学校の通学者で駅の内外はいっぱいになります。学校を除くと、駅の周辺は混み合った住宅地といった趣があります。駅の西側にある踏み切りを通行する形で商店街が広がっており、買い物や飲食などの大半はこの街区で間に合わせることができるでしょう。そして都立家政駅は、都道440号線に近い位置にある駅です。都立家政駅は現在、西武新宿線に所属しています。急行列車の類はまったく停車しない駅ですが、隣駅である鷺ノ宮駅で降りて待っていると、特急を除くあらゆる列車に乗車できます。いちばん近い乗り換え場所は、4区間離れた中井駅です。中井駅で降りると、都営大江戸線に乗り換えるチャンスが発生します。さらに2~3区間進むと、高田馬場駅や発着駅である西部新宿駅に到着します。これらの駅まで行けば、都内はもちろんのこと首都圏内各地に出向きやすくなるでしょう。下り方面については、乗り換え場所は近くにはありません。いちばん近くて10キロ以上はなれた小平駅になります。ここまで行くと、拝島線への乗り継ぎができます(直通運転が部分的に実施されています)。都立家政駅の利用率は、1990年代は一貫して下がり続けていました。しかし今世紀に入ると横ばいに転じ、今から約10年前からゆっくりとした回復がはじまりました。1日平均の乗降客数は、1990年代末期から2005年まではずっと16000人台でした。2006年以後は連続して17000人以上を記録しています。都立家政駅の近辺で介護施設を探したいなら、駅から1キロ前後離れたあたりまでを慎重に探したほうがよいでしょう。言い換えますと、駅から歩いて数分~10数分圏内で行ける施設に入れるチャンスがあるわけです。ただし、その軒数は決して多いわけではありませんから、貴重な施設をうっかり見落とすことがないようにしたいところです。見つかりやすい施設のタイプは、介護付き有料老人ホームないしグループホームでしょう。前者の場合は、地価が安い地域ではない以上それなりの金額になることがありますが、後者であればだいぶ安くなります。



























































