東京23区内にしては、比較的低額な施設入居が可能なエリア

駅の周囲には公共機関から商業施設まで、過去数十年に進められてきた再開発計画の成果を一目で見渡せます。バスターミナルが現代的に整備されている点も特色のひとつです。北口と南口を合わせて西武バス・東武バスウエスト・国際興業バスが運行する路線が20本以上存在します。地下鉄成増駅の真上には川越街道が走っており、車両を使った移動をしたいときは格好の目印となるでしょう。
駅の利用率がピークに達していたのは、地下鉄成増駅が創設される以前のことでした。かつては1日あたりの乗降客数が8万人を超えた時期がありましたが、20年以上前から減少を繰り返すようになりました。年によって微増することもあるものの、2010年以降は6万人を割り込んでいます。
東上本線の利用をする場合について説明します。両隣にある駅は下赤塚駅・和光市駅ですが、いずれも有楽町線および副都心線への乗り換えが可能であり、この駅とほぼ同じ条件を有しています。下赤塚駅方面に向かうと終点にあるのは池袋駅であり、ここまでくればJR・メトロ・西武線と多数の路線を利用できます。
和光市駅方面を目指す場合、終点は寄居駅となります。こちら側の場合、目立つ駅となるのは朝霞台駅(武蔵野線に接続)・川越駅(川越線に接続)・川越市駅(西武新宿線に接続)でしょう。
この駅は板橋区に位置しますが、板橋区では公的な介護施設の整備が粛々と進んでいることで話題を集めたばかりです。特別養護老人ホームのような格安のコストで介護してもらえる施設への入居を願っている場合は、ありがたい特徴でしょう。
それに比べると民間の施設の話題はあまり多いとはいえませんが、成増駅の周辺でも少しずつ施設の新設やサービスの拡大が進んでいます。介護付き有料老人ホームのような高額なイメージが付きまとう施設であっても、入居一時金や月額使用料が相場よりだいぶ安いところが若干なら存在します。
このほか、グループホームやサービス付き高齢者向け住宅が最近入居者の募集に力を入れるケースが続いています。こういったポイントを脳裏にとどめながら、老人ホーム探しをすることがベターではないでしょうか。