駅の四方が、都会的な介護施設の宝庫と化しています

駅の周辺は、都心部でも指折りの高級住宅地です。閑静な街並みは、満足度の高いシニアライフを築く場所として申し分ありません。都心部である以上、オフィスビルなども点在しているほか、近くにある三田エリアに入ると各国の大使館や慶應義塾大学のキャンパスなどに出くわします。
幹線道路の数はかなり多く、国道の1号線や15号線、都道の301号線や319号線などがその代表格でしょう。バスについては、都営バスの停留所が駅前にあるわけではありませんが、近くを走る都道415号線沿いなどに置かれているため苦労することはありません。
泉岳寺駅は、都営地下鉄浅草線の管内にあります。しかし、泉岳寺駅はよその鉄道事業者と共同で使用される駅であり、交通上の要所となっています。都営浅草線だけを使って移動するユーザも、西馬込方面に行きたいときはいったん泉岳寺駅で降りて列車を待つことが日常茶飯事です。
そして泉岳寺駅は、京浜急行線への表玄関のような立場にある駅です。京急本線や逗子線、さらに本線を経由して久里浜線や空港線への直通運転が実施されており、都内と神奈川県内をつなぐパイプラインの一端を担っているという見方が成り立つでしょう。乗り換え先については、管内にある過半数の駅が持っているといっても過言ではありません。たとえば隣の三田駅では三田線とJRの山手線・京浜東北線に乗り換えできます。
泉岳寺駅の利用率は、浅草線側と京浜急行線の両方で上がっていくばかりです。1日ごとの乗降客数に関して両方のデータを合計すると、2003年には30万を軽く超える人数でした。その10年後には35万を突破するまでに膨れ上がっています。
泉岳寺駅から出てあたりを見渡すと、介護施設らしきものはほぼ見当たりません。これは用地の問題などがあるためですが、住宅地だけのことはあります。1キロくらい離れたあたりから急速に施設が増加するのです。2キロ圏内に絞っても、けっこうな施設数をチェックできるはずです。
地価が飛びぬけて高額になる場所であるため、グループホームなどを除外するとめったに入居料金が安い施設にはお目にかかれません。しかし高級感あふれる介護施設を見つけられる点はこの土地ならではのよさでしょう。