どんどん開発が進行中の地域。それと同時に介護施設も進出中
埼玉県の南東には東京都との境界線に沿って小規模な自治体がいくつも並んでいます。立地の都合から、東京23区内に通勤する住民が、以前から自然と集まってくる土地柄ですが、八潮市もそのひとつです。八潮市には現在鉄道の駅はひとつしかありません。つくばエクスプレスの八潮駅が誕生したことで、この約10年間の周辺の交通状況は大幅に向上しました。駅の利用率は当初、かなりの勢いで上昇していました。1日平均の乗客数が開業から4年で2倍以上になったほどです。駅の周辺は現在、区画整理事業の領域に含まれています。住宅地が広がるエリアとはある程度離れていますが、商業施設や公共の施設、あるいは医療機関や金融機関など人が多く集まる場所には欠かせない施設の進出が少しずつ進んでいます。生活が年々便利になっていく一方で、少し移動すると昔ながらの田園風景などがまだ残っており、清浄な空気などを気軽に味わえるというメリットも存在します。
新しい駅では珍しくないことですが、駅のそばで乗り降りできるバスの本数は相当に多いです。主に参画している事業者は、東武バス・京成バス・朝日自動車などですが、八潮市のコミュニティバス・足立区のコミュニティバスの路線もこの地で運行しています。市内はもちろんですが、市外へ行く路線も多岐にわたっているのです。高齢者にはうれしい知らせでしょう。
つくばエクスプレスは現在、秋葉原駅からつくば駅まで延びています。八潮駅に近くて便利な駅を探すなら、北千住駅と南千住駅になるでしょう。これらの駅で乗り換えできる路線には、JRの常磐線、東京地下鉄の日比谷線・千代田線、東武伊勢崎線があります。そこからさらに上りに向かうと、もう発着駅の秋葉原駅についてしまいますが、ここまで行けばJRの山手線・京浜東北線・総武線、そして都営新宿線に乗り換えるチャンスも発生します。
八潮駅の周囲には、まだ新しい介護施設がかなり混ざっています。その事実は、設備やスタッフにフレッシュさが強く漂っていることを意味します。駅からの距離については、どうしても数キロ離れたあたりのほうが圧倒的に多いのですが、駅から数百メートルの近い位置で開業しているケースも少数ながら存在します。
料金体系については、100万円単位のまとまった資金が必要となるケースはまだかなり少なめです。経済的な理由から入居に踏み切れないでいた世帯でも、相談に乗ってもらえる可能性は低いものではないでしょう。


























