パノラマ
三島郡島本町の老人ホームは駅からのアクセスが群を抜きます
大阪府の北東、京都府との境界線に近接する三島郡島本町。
大阪府内で見てかなり狭小なエリアですが、古くから近畿地方一帯の交通上の要所のひとつとして人々の往来が絶えない場所でした。
水無瀬神宮や関大明神社のような旧跡が厳重に保存されていますが、こうした寺社仏閣も悠久の歴史を今に伝えてくれます。
町域の大半を山地や台地が占めており、住宅地や商業施設が立ち並ぶ界隈は限られた場所に集中していますが、名神高速道路や国道171号線といった大規模な車道が通っています。
今でも交通インフラに対してはかり知れない重要性を秘めている土地であることに変わりはありません。
阪急電鉄の京都本線やJRの東海道本線なども走り抜けていることから、現在は大阪府中心部と京都府双方のベッドタウンという特徴が強めになっています。
阪急バスや京阪バスが運行している路線が数本存在し、町内外への移動を手早く終わらせる上では大いに役に立ってくれます。
町内の人口は高度経済成長の時代に急激に伸びていましたが、1980年代後半に入るとあっという間に人口増加の時代は終焉を迎えました。
2000年ころからは減少傾向が徐々に顕在化するようになりましたが、最近はまた持ち直しており、人口の変動の行方については今後とも予測が難しい状況です。
人口の変動は少子高齢化の見通しにも少なからず影響があるものですが、島本町内においては大阪府全体の実態と比べて多少余裕があるといえます。
2023年の人口は３万1,646人、高齢化率28.0％となっています。
日本全体のそれと比較すると多少のゆとりをにおわせてくれています。
もっとも、高齢化率が2035年代初期に30％を超えることが有力視されており、要介護認定者のような一刻の猶予もなくケアサービスが必要な高齢者のためのサービスや制度の充実化に関して、根気よく取り組んでいくことを介護保険課は最優先している模様です。
島本町は狭い自治体であることや、宅地が密集するスペースが限定的なことなどが原因で、介護施設の数や配置にはまだ改善の余地があるといわれています。
もちろんその点は関係者の間でよく認識されています。
公営の施設も民間の施設も、可能な範囲で施設の増設などの目的達成に奮闘しています。
現在入居者の募集を行っている施設に関しては、駅からの近さや建物の豪華さなどのメリットが光る施設が中心です。
見学に出向いて、その素晴らしさを一度堪能してみてはいかがでしょうか。
