東西線の終着駅。開業してから毎年便利になっています

この駅の登場が及ぼした影響はそれだけにとどまりません。駅の周囲が再開発計画のターゲットに選ばれ、サンサ京都のような大掛かりなビルの整備が推進されました。結果として、周辺の住民にとっては行政手続きが一気にしやすくなったという恩恵が発生しています。
東西線は京都市を通って宇治市まで延びていますが、途中でハブステーションとして機能している駅をあげるならまずは山科駅でしょう。京阪電気鉄道の京津線とJRの湖西線、そして東海道本線が乗り入れているからです。近い範囲で探すなら、JRの山陰本線に乗り移れる二条駅と地下鉄烏丸線に接続する烏丸御池駅の名前があがるでしょうか。電車に乗らずに行動したいときは、駅の営業開始と同時に新設されたバスの路線を使うのがよいでしょう。京都バスと市営バスの路線は、合計で10数本利用可能です。
この駅の設置は、大成功と受け止められることがほとんどです。その理由はたくさんありますが、最大の根拠は利用者の増え方にあります。2008年の時点では、1日あたりの乗降客数は平均で10000人に届きませんでした。しかしそれから僅か5年で13000人を超えており、毎年数百~1000人近いペースで増えていることになります。乗客の増加は、サービスの向上にこれからもつながるものと考えられます。
それでは太秦天神川駅を基点に介護施設を探す場合の傾向です。バスが発達していることや、他の路線、特に地下鉄を使いやすい状況であることに注目して、駅の近くばかりにこだわらないことが大事でしょう。駅から5キロ以上離れた場所にも当然のように目を向けるほうが、希望に合った施設を発見できる確率が上がるはずだからです。
施設の種類についても、公営のものから完全に民営のものまで、多数の候補が出てきます。費用面でも、相場とあまり変わらないところからかなり安く上がるところまで、枚挙にいとまがありません。日数を惜しまずに施設選びをするのがいちばんでしょう。