流行の発信地であると同時に、高級ブランドで埋め尽くされた街
青山エリアと渋谷、原宿の中間地帯を占める表参道。当初は、明治神宮の参道が敷かれていた場所でしたが、現在ではすっかり独自性の強い街並みを築いています。現在では、周辺地域に負けず劣らず、若者文化の流行の火付け役という役割を果たすようになっています。表参道駅が設置されたのは戦前のことですが、現在の名前に変わったのは高級ブランド店などが立ち並ぶようになった1970年代のことです。21世紀に入ってから駅の近所でおこった出来事でいちばん大きなものを挙げるなら、「表参道ヒルズ」の開業でしょう。またクリスマスの時期に沿道全体で華やかなイルミネーションを実施するようになったこともしばしば報道されています。表参道駅は、青山通りこと国道246号線や明治通りに近い位置に置かれています。バスに関しては乗り場が数ヶ所に分散されていますが、都営バスや区営のコミュニティバスの路線で構成されています(もっとも後者については、フジエクスプレスに運営が委託されているのですが)。表参道駅は、東京メトロの路線が3種類交差する駅です。銀座線と半蔵門線に関してはすぐ隣が、各線が乗り入れるハブ駅である渋谷駅です。JRの山手線をはじめそうそうたる鉄道会社の主要な路線を一度に利用できます。銀座線に関しては、数区間で行ける距離で特に便利な乗換場所となるのは赤坂見附駅でしょう。この駅は、半蔵門線の管内においては永田町駅と接続しています。千代田線の場合なら、国会議事堂前駅が近くて乗り換えの選択肢が豊富な駅と呼べそうです。表参道駅は、ロケーションの影響で利用率は年々上がっていくいっぽうです。1日ごとの乗降客数を調べると、15万人を初めて超えたのは2007のことでした。2009年から3年連続で微減が続きましたが、2013年にはとうとう16万人の大台に乗っています。表参道駅は、商業施設などがひたすら林立しているイメージの区画です。介護施設が駅から歩いてすぐの場所に見つかることはないため、最低でも3~4キロは離れたあたりをよく探す必要があるでしょう。ただし運が良ければ、駅から2キロ前後の場所にある施設が入居者を募集している様子を発見できる可能性があります。施設の種別で観察すると、介護付き有料老人ホームの割合が非常に高くなっていることがわかります。その次に多そうなのはサービス付き高齢者向け住宅。土地柄を反映してコストは高めですが、その代わりに享受できる生活の質はさぞかし高いことでしょう。














