東京都内で最も心穏やかにのんびり暮らせる都市

多摩川の流れに沿って広がる多摩市。
隣接する八王子市や府中市などと同様に、23区方面へ通う人々のベッドタウンとして発達してきました。
「多摩ニュータウン」の計画がスタートしたのはすでに半世紀前のことですが、これらの巨大な団地には、いまだに人の流入が途絶えていません。
1970年以後、人口増加が爆発的に続き、20年後には市全体の人口は4倍以上に膨れ上がりました。
こうした経緯もあって、市内の産業はサービス業や小売業がほとんどを占めています。
そのため、生活をしていて不便を強いられる心配はまずありません。
イベントなども活発に行われており、退屈せずに暮らせるという長所があります。
移動をする場合も同様です。
JR線や高速道路が市内にまったくないという意外な事実があるものの、京王線や小田急多摩線、また多摩都市モノレールのような鉄道を快適に利用できます。
バス会社も熱心にこの地で事業を行っています。
市内の人口は、1990年代半ばにピークを迎えています。
その後は徐々に減っていましたが、2000年代半ばにまた増加に転じました。
近年は横ばいに近い状態です。
市内の高齢化率はじりじりと進んでいるところです。
2023年には29.2%でした。
これは東京都全体のデータとほぼ同じです。
ただし今後はそのペースが少しずつ上がっていくという観測もあります。
特に、国全体の上昇率を徐々に上回っていく傾向も指摘されており、対策の重要性は明らかです。
多摩市でも高齢者福祉計画を念入りに準備した上で発表し、次いで実行に移してきました。
近年の例を出しますと、特別養護老人ホームを112床、ケアハウスを40床整備する方向で活動しています。
多摩市にも有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅をはじめ、数々の介護施設が運営されています。
あいにくと、極端に安価な施設が目立つわけではありませんが、月額のコストが10万円台~20万円台前半で相談できる施設や、入居一時金を0円から相談できるチャンスがある施設であれば、決して少数ではありません。
多摩市は大きな犯罪なども少なくて平和に暮らせる都市です。
そのわりには、近場でいろいろなレジャーなども楽しめて、バランスがいいエリアです。
ひとりひとりが自身の希望にぴったりの施設を見つけて、末永く幸せに満ちた生活を送りたいものです。