停車する列車の種類が多い高崎線の駅。東宮原駅・日進駅にも間近

この駅の存在感を高めている最大の原因は、乗り換え上の大きなポイントになるためでしょう。JRの高崎線の駅であると同時に、湘南新宿ライン・上野東京ライン双方が停車します。その点では、近接する上尾駅や北上尾駅などと共通しています。
上尾とは逆方向に向かうと、大宮駅・さいたま新都心駅・浦和駅・赤羽駅といった具合に、多数のJRの路線が乗り入れている駅がひたすら並びます。そして尾久駅を過ぎてからも上野駅や東京駅で下車できますから、地下鉄などへの乗り継ぎができるチャンスが一気に増えることになります。
以上の長所ばかりが話題にされていますが、駅の東口を出ると埼玉新都市交通伊奈線の東宮原駅に、時間をかけずに到着する点も大きな長所でしょう。さいたま市内や上尾市などへの移動であれば、こちらを使うと便利になる可能性がけっこうあります。ちなみに西口については、川越線の日進駅に近い点が呼び物です。川越市や日高市に行きたいときは重宝します。
幹線道路については、国道17号線と県道164号線が双璧となりそうです。バスについては、東武バスウエストのシェアが圧倒的に高いエリアです。ただし国際興業の路線が若干ながらありますし、市営のコミュニティバスの路線も数本運営されています。
宮原駅の利用率は安定して高く、なおかつ少しずつ上昇してきました。1日ごとの乗客数の遷移を確認すると、2008年以降は微々たる変化しか見られないことがひと目でわかりますが、前年度と比べて減っている年はめったにありません。
宮原駅の周辺で介護施設に入りたいなら、どのタイプの施設も少数であれば見つかる可能性があります。比較的コストが安くなる傾向がある施設をあげるなら、グループホーム・サービス付き高齢者向け住宅などでしょう。
介護付き有料老人ホーム・住宅型有料老人ホームなどは「月額使用料ないし入居一時金のどちらかを高額に設定する」という契約形態を採用しているところが中心です(ちなむと「高額」といっても、2種類の料金の合計額が100万円を超えずに済むケースは少なくない模様です)。しかし駅からの距離などにこだわらないなら、どちらの料金も安めにできる施設も存在します。