さいたま市最北部はシニアサポートセンターで介護のフォローが盤石
さいたま市北区はさいたま市内10区の1つ。
市の北部にあり、旧大宮市北部でもあります。
交通アクセスとしては、JR東日本の高崎線・東北本線や、ニューシャトル伊奈線が運行。
また、東武バスウエストが区の全域を走っており、市民の足となっています。
北区の高齢化率の推移を見ると、2003年は総人口約13万人で、高齢化率は13.6%。
2023年には総人口約15万人で、高齢化率は21.9%となっています。
さいたま市の高齢化率が2003年は14.3%、2023年は23.2%ですから、市に比べると高齢化率は若干低め。
しかし、20年間で高齢化率が確実に上昇しているのがわかります。
高齢化社会に対応すべく、北区は高齢者のための福祉サービスを実施しています。
「シニアサポートセンター」という名前の地域包括支援センターを区内に3ヵ所、地域ごとに設置。
地域に密着したフォローを行っています。
また、オムツの支給や食事の宅配及び助成、公衆浴場が一回100円で利用できる入浴券の配布など、サービスはとても豊富です。
特別養護老人ホームなど公的介護施設もあります。
しかし、他の市町村と同じように常に満床状態です。
入居できず自宅待機となった高齢者の中には、有料老人ホームやグループホームなどに一旦入居し、介護サービスを受けながら特養の空きを待つ、という人が多いようです。
有料老人ホームは、頭金を多く支払う代わりにその分月額利用料が安い、というプランがあります。
施設によっては最初に数百万から数千万の頭金を納めると月額利用料が15万円未満ですむ場合もあるようです。
反対に、頭金無しでその分月額利用料が高め、というタイプのプランもあります。
「そんなに長くは居住しないだろう」という場合はこちらのプランで利用料を毎月支払った方が良いでしょう。
しかし、頭金も利用料も、主な内容は日々の介護サービス代ですから、先に払うか後で払うかの違いだけです。
自分の状態に合わせたプランを選択するべきです。
自分では決めかねる場合は担当のケアマネージャーに相談すると良いでしょう。
また、グループホームも市内に数カ所あり、空きがあれば入れる…といった状況です。
料金は介護度によって違います。
介護度が上がるにつれ介助の内容も増えますから、介護度が上がると料金も上がるようです。
しかし、有料老人ホームなどに比べると料金は安めで、生活の規則なども厳しくありませんから、認知症の方にはグループホームをおすすめします。
月額利用料とは別に、入居時に保証金が必要なホームもあります。
見学時に全体の料金を聞いておきましょう。