農業と観光業がうまくかみ合わさった地域です

北海道の中心地点からやや南寄りに位置する、河東郡。
現在は4つの町(音更町・士幌町・上士幌町・鹿追町)で構成されています。
郡内北部は山林や丘陵地など高地で占められており、市街地などは南部に広がる平地に主につくられてきました。
音更町は、農業が昔からさかんな町でした。
出荷されている農産物に対する人気はとても高いです。
特に小麦・小豆・にんじんなどの品質や生産量では北海道の他の自治体と比べても群を抜いています。
その一方で、時代が平成に入ってから帯広市のベッドタウンとして注目されるようになりました。
近年の人口の増加率は非常に高いです。
音更町で受診者が多い病院に、道立緑ケ丘病院・音更病院・音更宏明館病院などがあります。
士幌町も農地が多く、土壌や水資源などの条件に恵まれています。
農協の政策が良い結果をもたらしたこともあって、長い間農業から莫大な収益をあげていたことは頻繁にマスコミの取材対象になってきました。
町内各地に、ゴルフ場や温泉郷など、ご高齢の方の間で人気が高い娯楽施設があります。
上士幌町は、南北に細長い形状をしている自治体です。
南部は主に農地として1世紀以上昔から熱心に開墾されてきました。
北部には、石狩岳やウペペサンケ山といった有名な山々がそびえています。
上士幌町にはかつて、旧国鉄が運行していた士幌線が走り抜けていました。
現在、この路線が残したトンネルや橋梁などは登録有形文化財となっています。
その中でも、コンクリートアーチ橋梁群は北海道遺産に選ばれたほど人気が高い観光資源です。
また、ぬかびら温泉は温泉街とスキー場が併設されていて、根強い人気を保っている名所です。
鹿追町も、南部の農地と北部の山岳地帯に大きく分かれているのが特徴。
北部にある然別湖は、天然記念物に指定されているミヤベイワナをはじめ貴重な動物の宝庫です。
観光施設は岸辺に多くつくられており、その中には温泉などご高齢の方でもお楽しみいただける施設も入っています。
町内にはそのほかにも、鹿追自然ランドや鹿追やまべ園のような自然と親しめる行楽地が多数つくられています。
現在の河東郡で介護施設にご入居したい場合は、グループホーム・特別養護老人ホーム・介護老人保健施設が多めです。
そのほかよくお探しいただけば、サービス付き高齢者向け住宅・住宅型有料老人ホーム・介護療養型医療施設などにめぐり会える機会があるでしょう。