千葉中央駅の隣駅。そこそこ便利でそこそこ静穏です
坂東三十三箇所の第29番札所となっている、千葉寺。観音堂は戦時下の空襲で焼失していましたが、約40年前に再建されました。県から天然金物の指定を受けているイチョウの大木や、国から重要文化財と認定されている「鋳銅梅竹文透釣灯籠」が有名です。この寺院の最寄り駅が、千葉寺駅です。この駅は京成電鉄の千原線の管内にある駅です。千原線(当初は、千葉急行電鉄が運営元となっていましたが)は、千葉市内・市原市内のベッドタウンと市内中央部をつなぐ路線という意味合いが強い路線でした。もっとも千葉寺駅の周囲は大規模なニュータウンなどに接近しているわけではありませんが。それでも、平穏な日常を送れる住宅地が多いことは間違いありません。県立青葉の森公園のような散歩に適した公園が近くにあるほか、アリオ蘇我のようなスケールのあるショッピングセンターで買い物できます。ちなみにこの場所へ向かう送迎バスは駅前から出ており、ただで乗車できます。千葉寺駅はもともとバスが当初から整備されており、京成バスグループないし小湊鉄道が管理する路線を利用できます。千葉寺駅は、管内では発着駅である千葉中央駅の隣駅という立場。乗り換え場所はこの1ヶ所しかありませんから、どこかへ行く際は必ず隣駅を通過することになります。幸い、千葉線への直通運転が部分的に実施されているため、一時下車をする必要があるとは限りません。千葉寺駅の利用率は、毎年のように上昇しています。1日ごとの乗客数は、2004年に1,700人を超え、2008年に1,900人を超えました。2012年には2,000人以上になっており、千葉市内に近いというロケーションのよさが高く評価されていることがわかります。千葉寺駅の周囲で介護施設に入居したいなら、狙い目となるのはおそらく駅から1キロ離れたあたりから。それよりも駅に近い場所を探す場合は、ハードルが大幅に高くなる恐れがあります。まずは駅から1~2キロ圏内で探してみて、それでも物足りなく感じたときは数キロ離れた範囲まで手を伸ばすとよいでしょう。千葉寺駅の近隣で見つかる施設は、住宅型有料老人ホームが多いでしょう。介護付き有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅も、近年は勢いを増している様子があるのですが。施設の入居コストは、月額使用料が安いと10万円台、そうではない場合なら20万円台という印象。入居一時金については、100万円以上になることもあれば0円でよいということもあって、ひと言ではまとめられません。



































