再開発が進むエリアには、低額で利用可能な介護施設が多数

さいたま市が運営するコミュニティバスが、2011年の春から日進駅の北口駅前広場に乗り入れるようになったことも、近年の開発の目立つ影響でしょう。このバスの行き先は、高崎線宮原駅の西口ですが、この駅には15分くらいかければ徒歩でも簡単に行けます。そのため鉄道事故などがあった場合に、振替輸送などの措置が行われるケースがあります。
川越線と聞くと、大半の人が第一にイメージするのは川越駅の名前のようです。確かに川越駅まで乗車すれば、東武東上線や西武新宿線に乗り換えできます。もっとも、日進駅のすぐ隣にあるのが大宮駅であることを忘れてはいけません。つまり、簡単に埼京線や宇都宮線、さらには新幹線にまで乗り換えできるロケーションとなっているわけです。
この駅の利用客は、川越線が埼京線との直通運転を開始したころから右肩上がりに増えていることが判明しています(年によっては、前年より若干減少したケースもありますが)。1992年には1日平均の乗客が10000名を超えました。そして2007年には12000名を、2013年には13000名を超えました。駅と周囲の発展がまだ止まらないため、さらに多数の乗降者を集める可能性は低いものではなさそうです。
北区はさいたま市内で比べると、少子高齢化率が進みすぎていないエリアだといえます。それでも介護政策は重要で、特別養護老人ホームなどの公営の介護施設の増設や収容人員の増加を求める声が後を絶たないようです。
市も区もがんばってはいますがこれはなかなか容易に解決できる問題ではありません。一般の利用者としては、申請を出すかたわらその他の老人ホームや高齢者専用住宅への入居を検討する姿勢を持ったほうがよいでしょう。日進駅のすぐそばにこれらの施設が多いとはいえませんが、少し離れた範囲まで含めて探すと、月額使用料が10万円台で間に合う施設はどんどん出てくるはずです。高齢者住宅やサービス付き高齢者向け住宅は特に見つかりやすいでしょう。
グループホームも数は多いです。ただしこちらは、定員に達していないところがたくさんあるというわけではありません。そこで入居を希望するなら、なるべく多くのホームにコンタクトを取っていく必要がありそうです。