利き酒を購入できる、酒造記念館の最寄り駅
平成の初期に、所属する六甲ライナーの開通と同時にオープンした南魚崎駅。2015年の2月に開業25周年となる記念日を迎えたばかりです。副駅名として「酒蔵の道」という呼称を持っていることで有名です。「酒蔵の道」の名前の由来は、駅の付近に建てられている菊正宗酒造記念館にあると考えられています。この施設には、重要有形民俗文化財に指定された資料が数百点展示されています。酒類の販売まで実施されているため、酒好きの高齢者にとってはおすすめの施設です。南魚崎駅がある場所は、六甲大橋のたもとです。駅の南側は海に面しています。近くには工場や倉庫といった企業の所有地が多いですが、その一方で普遍的な集合住宅や公園などが多く存在します。南魚崎駅の北側は、阪神高速3号線が東西に走り抜けている場所です。駅の西側から南側にかけては、阪神高5号線が敷設されています。この5号線の出入り口は、南魚崎駅から見るとかなり近い場所に開けています。南魚崎駅は、神戸新交通の六甲アイランド線に所属する駅です。この路線は、延伸計画が以前から持ち上がっている(実行に移される時期は、当分の間来ないものとみなされていますが)ものの、現在はわずか6駅しか存在しません。南魚崎駅はその管内において中間地点にあるといえます。乗り換えができる場所は発着駅側に集中しています。隣接する魚崎駅では阪神本線に乗り継ぎ可能です。その向こうはもう発着駅である住吉駅ですが、この駅を介してJRの神戸線への乗換えが実現します。南魚崎駅は現在、職員が配置されない状態で運営されています。駅の利用率が低いことがその主因でしょう。利用客数の集計調査などはあまり実施されていないようですが、数少ない資料によれば、昨今の1日ごとの乗客数は700~800人くらいの間で上下していると推察できます。南魚崎駅が立地する地域は、海岸に面した土地です。人家が建てられていないわけではありませんが、介護施設を誘致する場所としてふさわしいとは、これまで思われていなかったのかもしれません。施設の密度は全体的に、低いのが実情です。しかしあきらめることはありません。駅から2キロ以内といった条件で探すだけでも、多少であれば施設は出てきます。タイミングが合えば、駅から歩いて数分~10分未満くらいの短時間でアクセスできる施設に、入居できる機会をつかめるでしょう。ちなみに施設の種類については、介護付き有料老人ホームの活躍が顕著な土地柄です。












































