歴史と近代性をうまく両立させた町並みが見もの

現在の市川真間駅は、市川駅との間を中心にかなりの都市開発が進んでいます。中高層ビルなどがひしめき合う場所も近くかなり便利になりました。その一方で、手児奈霊神堂や弘法寺のような寺社仏閣や史跡が点在している上に、永井荷風や幸田露伴といった文豪の業績をたたえるモニュメントなども見かけます。もちろん、駅から少し離れただけですぐに平坦な住宅地に突入しますが、静けさと便利さの釣り合いがよく取れた地域だと考えて構わないでしょう。
市川真間駅の前にはタクシーやバスの乗り場などはありません。しかし、徒歩で数分と掛からない総武線の市川駅の前には、京成グループの路線バスや東京空港交通が関与する路線バスが乗り入れます。
市川真間駅は、京成本線の管内にある駅です。現在はダイヤ改革の影響から、急行や快速などはまったく停車しない駅になっています。2区間先にある京成八幡駅で降りてもっと高速の列車を待つ利用者が多いようです。京成八幡駅は、JRの総武線と都営新宿線の乗り換えができる場所としても有名です。もっとも総武線に関しては、市川真間駅から近い市川駅から乗ればいいわけですが。
市川真間駅の利用率は、どんどん低下しています。1日ごとの乗降客数を探ると、2004年に9000人以下に落ち、その3年後には8000人以下になりました。この数年は微増に転じる年がときどきありますが、相変わらず減り続けていることは間違いなさそうです。
市川真間駅の近くで介護施設を探すなら、駅から2キロ以内をまず徹底してチェックすることが大事です。うまくいけば、駅から歩いて10分前後でアクセスできる便利な施設に遭遇するチャンスがあるでしょう。
施設のタイプについては、介護付き有料老人ホームや住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅やグループホームとなかなか多様性に富んでいる印象があります。費用体系については、かなりのばらつきがあります。そのため平均額などは計算しにくいのですが、それは裏を返せば、安い施設も高額な施設も共存している地域だということになるでしょう。