看護・医療ケアに長けた老人ホームも多数

小金井市は、東京都の多摩地域にある都市。
人口密度が10,000人/km²を超え、密度率で全国9位に入る程、人口が集中しています。
市内全域が住宅地で、東京都23区への通勤率は39.8%。
労働層10人の内、約4人が市外に通勤しているベッドタウンです。
桜で有名な小金井公園を始め、多磨霊園や武蔵野公園など緑豊かなエリアも多数あるのも特徴。
地理的には東京都のほぼ中央にあり、東は三鷹市、北は西東京市などと隣接。
市の南北を縦断するように小金井街道が通っています。
交通アクセスとしてはJR東日本の中央本線が東西を横断。
また、西武鉄道の多摩川線や西武バス、小金井市コミュニティバス「CoCoバス」などが運行中です。
小金井市の高齢化率は2006年17.3%、2008年18.1%、2010年18.5%…と徐々にですが確実に上昇しています。2023年には21.4%となっています。
他の都道府県に比べると高齢化率は低く、早急な対応に迫られてはいないとはいえ、25%の大台を超えるのは時間の問題でしょう。
5人に1人が高齢者という超高齢化社会で、小金井市の高齢化対策はより具体的なものへと移行しているのです。
高齢者が増加する中、市内の地域包括センターではさまざまな高齢者の相談にのっています。
また、シルバー人材センターなどへの高齢者就業のサポートや高齢者ボランティアの支援なども行い「高齢者が必要とされる社会」を育むことで、高齢化対策を推進中です。
そして、小金井市は高齢者福祉サービスも実施。
「シルバーゆうゆう事業」では高齢者が公衆浴場を一回100円で利用できるよう助成したり、独り暮らしの高齢者に週一回無料で電話をかける「安否確認電話」などを行ったりしています。
市の「高齢サービス係」が基本的に福祉サービス全般を統括していますので、興味のある方は説明を聞きに行くと良いでしょう。
小金井市の特別養護老人ホームは数が非常に少ないため、待機者数が数百人というのが現状です。
そのため、寝具乾燥サービスや自立支援住宅改修など、在宅介護に必要なサポートを実施しています。
しかし、在宅介護ではフォローが難しい専門的な介護が必要な方などは、介護付き有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅などに入居しているようです。
小金井市の介護付き有料老人ホームは、東京都内なのもあり少々料金が割高です。
入居時の一時金も数十万円から数千万円。
月額利用料も数十万かかります。
高額ですが、その分外出イベントや、レクリエーションなどが充実しています。
介護だけでなく、人工透析などの看護サービスもあるのが魅力。
サービス内容は老人ホームによって違いますので、一度見学に行き、サービス内容や料金の詳細を聞くと分かりやすいでしょう。