一般住宅と変わらない程度の負担で入居可能な施設も

東京多摩地区に位置する小平市。
落ち着いた雰囲気が魅力で、古くからの住民の多い地域です。
小平といった名前通り高低差が少なく、高齢者にとっても暮らしやすい地形と言えるでしょう。
古くから住んでいる人が多い一方で、都心へのベッドタウンとして人気な地域ですから、若いファミリー層の姿も。
一戸建てを購入していることもあり、比較的新しい住宅地もあります。
多摩地区と言うと少々交通の便が弱いといった印象もあるのですが、小平市は別格。
西武鉄道国分寺線・多摩湖線・JR武蔵野線の3線が走り都心へのアクセスも抜群。
府中街道・小金井街道といった道路もあるので、車での移動も不自由しません。
そして、高齢者にはうれしい公共施設を中心に市内を回る「にじバス」が小平駅南口より運行。
車のない高齢者でも市内どこへでも気軽に足が延ばせるようになっています。
そんな小平市の人口は2023年には19万6,924人、高齢化率は23.5%となっています。
全国的に見ても低い水準ですが、2030年には25%を超えるという予想もあるため安心はできません。
他周辺地域と比較すると高齢化は緩やかではありますが、だからこそ今のうちに対策を……といった流れに。
実際に高齢者向けサービスは数年前と比較して増加傾向が。
特色のあるサービスとして挙げられるのが、民間借上げ高齢者住宅(シルバーピア)。
民間の住居を市が借り上げ、65歳以上など一定の条件を満たした高齢者に提供している事業。
魅力的な取り組みではあるのですが、当然申し込みが殺到。
なかなか入居するにはハードルが高そうです。
ほかにも「こだ健体操教室」も開催。
健康づくりのために誰にでも簡単にできる体操を紹介しています。
介護予防としても人気がある一方で、さまざまな年代の人も参加。
運動だけでなく地域の方々との交流の場にも一役かっているようです。
小平市の有料老人ホームは近隣地域よりも施設数は多くなっています。
特に駅周辺は東京都心部から離れているとは思えないほどホームが多く、今後も増えていくことが予測されます。
アクセス良好で自然豊かな落ち着いた立地ですから、ご高齢者さまから人気が出るのも当然といったところ。
人気の地域のため、さまざまなタイプの施設が点在。
都心に見られるような初期入居費1000円越えの高級ホームもある一方で、一般住宅と変わらない程度の負担で入居可能な施設も。
まるで高級マンションのようなラグジュアリー感あふれる施設など、バラエティ豊か。
希望に合った施設を見つけることができるでしょう。
都心過ぎるのは落ち着かない、けれども不便なのはちょっと……と考えている方に小平市はぴったりです。