製造業の盛んな八王子駅。有名な美術館もあり商業施設も豊富

八王子市は東京都心から約40km西部に位置し、新宿から電車で約40分の距離にあります。
市の回りは海抜200~800mの丘陵地帯が囲んでいるため、八王子市全体が盆地状の地形です。
1917年に市制施行が始まり、2017年には市制100周年を迎えました。
人口は東京都内の市町村では最も多い58万人。
市内には21もの大学があり、毎年全国各地から学生が上京してきます。
八王子は製造業の町としても有名です。
同市を中心に広がっている広域多摩地域は、工業出荷額の合計がシリコンバレーの約2倍。
八王子市内だけでおよそ1,600の製造業者が立地しています。
また、製品開発や加工技術に定評のある企業が集積し、大手企業の研究所なども多く、企業間の共同研究なども活発的です。
そして、学生や主婦も多いことから、パート・アルバイトとしての労働力も豊富で、多摩地域の工業地帯を支えています。
八王子駅はJR中央線、八高線、横浜線が乗り入れ、多摩地域におけるターミナル駅としての役割を果たしています。
東京区部へはもちろん、山梨県や長野県、神奈川県、埼玉県西部など多様な場所にアクセスが可能です。
都心部への所要時間は、新宿まで約40分、渋谷まで約45分、池袋まで約50分、東京まで約50分となっています。
2019年時点の1日あたりの平均乗降者数は約8万4,000人で、朝のラッシュ時は混雑することで有名です。
駅周辺は市街地が形成され、「京王百貨店」や「八王子東急スクエア」、「セレオ八王子」などの大型商業施設が立地し、多数のオフィスビルが立ち並んでいます。
駅の北口にある「八王子市夢美術館」は、アニメーション作家や絵本作家を重点的に取り扱っている美術館として有名。
アニメの原画展が開催される際は、全国各地からファンが訪れます。