再開発の成果が、駅とその周囲によく顕れています
2008年に、駅舎の工事中に不発弾が見つかったことで、ニュースの材料を提供する結果となった国領駅。もともと、国領という土地は奈良時代から史書に記録が残されているほど歴史を持つ土地柄ですが、近年はあまり派手な話題を集めることがなかっただけに、大きなインパクトのある出来事となりました。駅の工事はその後無事に続行され、最新設備を備えた駅としてさかんに利用されています。駅の周囲は、どちらかといえば平坦な住宅や中小企業の事業所や商店などが整然と並ぶエリアだったのですが、この10数年は再開発が熱心に進められてきました。駅前が大幅に変わったことは明白で、高層ビル「コクティー」は、そのシンボルともいえる存在です。駅前のロータリーも、バスの乗り入れおよび乗客の待機がしやすくなったと好評を博しています。路線は多いとはいえませんが、小田急バスが堅実な運行に従事しています。国領駅は、京王線の管内にある駅です。快速や特急などが停まらない点は残念ですが、2区間先にあるつつじヶ丘駅または調布駅で降りて待っていれば、さまざまな列車をつかまえることができます。特に調布駅はあらゆる種類の列車が停車する上に、相模原線への乗り換えが可能ですから利用率は必然的に高くなるはずです。調布駅と反対方面(上り)で近い乗り換え場所となる駅は、下高井戸駅でしょう。この駅は東急世田谷線と接続しています。そしてその1区間先にある明大前駅では、井の頭線への乗り継ぎができます。国領駅の利用率は、再開発計画などの理由があるためか毎年上昇しています。1日あたりの乗降客数が3万人を超えたのは2001年のこと。その僅か4年後には3万5,000人を突破しました。その後横ばい気味になった時期が数年ありましたが、最近は4万人に近い記録を残しています。介護施設の新設にはかなりの時間や費用が必須となります。そのため、国領駅の近隣での各施設の建設は順調だとはいえません。それでも、駅から1キロ前後離れたあたりを中心に、介護事業界の努力が続けられています。初めて国領駅の周囲で施設を探すなら、まずは2キロ圏内を目途にしてとりかかるとよいでしょう。施設の区分については、特にどのタイプが多い、あるいは少ないといった傾向はない模様です。施設の費用体系に関しては、月額使用料が15~20万円くらいの施設が目立つかもしれません。その一方入居一時金についてはかなり施設ごとの差が激しくなっています。

























































