パノラマ
植物園と競輪場の最寄り駅。最近はマンションが増えています
2016年の6月に、誕生からちょうど100周年の記念日を迎える京王多摩川駅。昭和初期に「京王閣」がオープンするとおおぜいの行楽客に利用される駅となりました。京王閣がなくなってからは、新たにつくられた「京王閣競輪場」の最寄り駅として広く知られるようになりました。この駅の訪問者のもうひとつのお目当てといえば、駅舎と隣接するように広がる「京王フローラルガーデンANGE」でしょう。前身である「京王百花苑」は、平成に入ってから閉鎖されていましたが、今世紀の初頭に名前を変えて再出発することになりました。また、駅の南側を流れる多摩川に沿って「桜堤通り」が延びています。春になって満開になる時期が来れば、花びらが舞い散る中を思う存分散歩できるでしょう。
京王多摩川駅を出てからバスに乗るときは、乗り場は2ヶ所に分かれています。市営のコミュニティバスの路線が多いのですが、京王バスグループの路線も多少なら利用可能です。
京王多摩川駅は、京王相模原線に所属する駅です。あまり長い路線ではありませんが、調布市と相模原市をつなぐ間に川崎市や多摩市などの要所を通過するため、利便性は高いです。京王多摩川駅は、発着駅である調布駅と隣接しています。この調布駅ともうひとつの隣駅（京王稲田堤駅）は両方ともに特急・準特急・急行のすべてが必ず停車する駅です。そして調布駅では京王本線への乗り換えができますし、京王稲田堤駅ではJRの南武線への乗り換えができます。
京王多摩川駅の利用率が絶頂期を向かえたのは、昭和末期から平成初期にかけてのことだったと考えられています。その後は低下しているわけですが、そのスピードは極めて遅々としたものです。1日ごとの乗降客数は、1990年代を最後にずっと17000人以下を記録しています。ただし15000人台になった年は今世紀に入ってから2回しかありません。
京王多摩川駅の近隣の介護施設を調べると、駅から2キロ以内という決して悪くないアクセス条件を持つ施設を、数軒確認できます。施設の軒数が多いエリアではありませんが、その点はこれから入居先を求める方には好ましいポイントでしょう。
施設のタイプについては、住宅型有料老人ホームがいちばん見つかりやすいでしょう。その次はおそらくサービス付き有料老人ホーム、そして介護付き有料老人ホームと続きます。コスト面では有利な土地柄ではありませんが、月額使用料は安いと15～25万円くらいの間に収まりそうです。
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