意外と寺社仏閣が多くて、居心地は満点です
近年は、駅舎の大掛かりな改修工事の話題でもちきりだった布田駅。2012年に工事は完了し、地下駅として新たな第一歩を踏み出したばかりです。この工事では、構内各所のバリアフリー化も進められており、高齢者には居心地がよい駅に生まれ変わっています。駅の周辺を歩き回ると、非常に落ち着いた街並みがあたり一帯を埋め尽くしていることがだんだんとわかってきます。また、わりと寺社仏閣が多く残っているエリアです。円福寺や調布不動尊も有名ですが、いちばん有名なのはおそらく國領神社でしょう。境内に保存されている「千年乃藤」は、調布市全体を代表する名跡とされています。布田駅は、京王バスグループの拠点が近くにある駅です。それが原因だというわけではありませんが、駅の大きさのわりには駅前から乗れる路線バスが充実していると、たまにいわれることがあるようです。京王バスグループだけではなく、小田急バスが進出していることもその理由と思われます。布田駅は、京王線の中間地点に設置されています。特急や急行列車などはいっさい停車しませんが、隣駅が調布駅ですから不便を強いられることはまずないでしょう。それに調布駅は、相模原線と接続していますから利用頻度が高い駅でもあるのです。しかし調布駅の先にも乗り換え場所はけっこうあります。調布駅の3区間先にある武蔵野台駅では西武鉄道の多摩川線に、さらにその5区間先にある分倍河原駅ではJRの南武線に乗り換えできます。布田駅の利用率は、じりじりと上昇している最中です。1日平均の乗降客数は、2001年に1万4,000人を上回りました。1万5,000人を突破したのは2007年のこと。そしてとうとう、2014年には1万6,000人をわずかながら上回っています。布田駅は、近辺に静かな場所がたくさんありますから介護施設を建設するにあたっては好条件がそろっているといえます。あいにくと、実際に施設をつくるとなるとクリアすべき条件がいくつも重なるため、そう簡単には話が進まないのですが。それでも、駅から1キロに達したあたりから急に施設数が多くなります。初めて布田駅の周囲で施設探しに臨むなら、駅から1~2キロのあたりはいちばんよくチェックしたほうがよい範囲となります。住宅型有料老人ホームないし介護付き有料老人ホームが、最近の布田駅の近くで数が増えている施設です。入居コストは多少ばらつきがあるため一概にはいえませんが、平均的な月額使用料は20万円台かと思われます。






















































