秩父郡長瀞町は健康や福祉の推進が活発

秩父郡長瀞町は秩父盆地の北の端に位置する町です。
1889年に中野上村・本野上村・藤谷淵村が合併し、秩父郡野上村が成立。
1940年の町制施行に伴い、野上町に。
1943年白鳥村の一部と樋口村を編入し、1971年「長瀞村」になりました。
人口は1970年頃から2005年頃までは8000人以上いましたが、その後減少し、2015年の調査では7,326人となっています。2023年には6,660人でした。
交通アクセスとしては秩父鉄道の秩父本線が長瀞駅や野上駅、樋口駅、上長瀞駅から乗降可能。
高速道路は通っておらず、国道140号や埼玉県道13号・82号・201号などの一般道路が発達しています。
主な産業は観光で、長瀞渓谷を筆頭に、埼玉県立自然の博物館もある「ジオパーク秩父」、長瀞町郷土資料館、宝登山神社、長瀞通り抜けの桜などなど、見所が満載。
特に「ジオパーク秩父」には「古秩父湾堆積層及び海棲哺乳類化石群」として国の天然記念物に指定されている化石群などもあり、子ども連れにも人気です。
また「長瀞渓谷」は国から名勝と認められた場所で、特別天然記念物の岩畳が有名です。
ここではカヌーでの川下りやキャンプ、リンゴ狩りを楽しむことができます。
秩父郡長瀞町の北には陣見山や不動山、南西には宝登山がそびえ、中央には荒川が流れます。
この荒川に鉄道や国道140号が並走しており、この川や国道に添って町も開けています。
宝登山では宝登興業が「宝登山ロープウェイ」を運行。
宝登山麓駅から宝登山頂駅まで気軽に登ることができます。
山頂から見られる雲海は絶景ですし、ロウバイや梅、桜などの花を楽しむこともできます。
国道140号の沿線にはスーパーやホームセンター、コンビニなどの商業施設や、長瀞町役場、中学校や郵便局といった主要スポットが並びます。
また町内には長瀞町中央公民館、埼玉県立自然の博物館、埼玉県長瀞総合射撃場などの公共施設も充実。
保健センターや長瀞町世代間交流支援センター「ひのくち館」埼玉県立長瀞げんきプラザといった健康や福祉を推進する施設も増えています。
加えて、住宅型有料老人ホームやグループホームといったシニア用の施設もできました。
住宅型有料老人ホームは入居時の頭金0円・月額利用料も食費込みで10万円以下と安め。
それでいて駅から近いのが魅力です。
設備も充実しており、ゆっくりお茶の飲める畳の部屋や、イベントやレクリエーションができる大きな食堂もあります。
生きがいづくりや心のケアにも重点を置く、アットホームな施設が多くあります。