グループホームを筆頭に、見どころのある介護施設が乱立
20世紀の後半、バブル経済が過熱化する前夜に着工が進められた仙台市の泉中央副都心。その一大繁華街の中心部にあって、無数の人々の活動を支えてきたのが泉中央駅です。開業したのは約20数年前のことですが、仙台市の、そして東北地方全体の繁栄の原動力となってきました。2011年は東日本大震災のあおりで営業停止に追い込まれましたが、それからわずか1ヶ月半で再開を果たしており、信頼性の高い駅として賞賛を集めました。駅の周囲には、官公署や国の出先機関はもちろんのこと、企業の事業所や商業施設が無数に林立しており、駅前まで出てくれば便利さや居心地の良さを存分に味わうことができます。バスの乗り場の機能性も素晴らしく、JRバスや宮城交通といった大手の民間企業から仙台市営バスのような公共のサービスに至るまで、たくさんの路線が正確に運行されています。
ここまでダイナミックな駅であるにもかかわらず、乗り入れている路線が地下鉄南北線しかないことは、ときたま意外に思われることがあります。もっともいったん乗車してしまえば、北仙台駅や仙台駅、長町駅で降りてJRの各線に乗り換えれば移動に不自由する恐れは発生しません。
この駅の利用者は、開業以来少しずつ増えており、1日平均の乗客数は長い間20000~25000人の間で増えていたことが記録から明らかになっています。2010年前後は、微減する年がありました(特に東日本大震災後は、営業できなかった時期があったためはっきりとした減少傾向を見せています)が、その後ほどなくしてまた利用率が回復しています。
現在は、全国的に介護施設の需要が高く、少しでもそれを満たそうと官民一体となって老人ホームや高齢者専用住宅の建造に血道をあげている時代です。泉中央駅の周りもその例外ではありません。したがって最近全国区で増えているタイプの施設は軒並み増えており、これらの施設でかまわないという世帯にとってはなかなか施設を探しやすいはずです。
特に増えているのはグループホームです。数が多いだけではなく、とても費用体系がリーズナブルになっているという特徴があります。もともとグループホームは安い傾向がありますが、この駅の周囲で探したら申し分なく安上りの施設を見つけられることでしょう。
介護付き有料老人ホーム・住宅型有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅などに関しては安くない施設もわりと多いですが、払う費用に釣り合うサービスを受けさせてくれるところばかりです。






































