山口県下で屈指の温泉郷への玄関口という役目を持つ駅

川棚温泉駅は、集落や農地・緑地に取り囲まれている駅。駅の東側は、細長く宅地が延びています。2005年までこの界隈は、旧豊浦郡豊浦町の中央部分でした。その名残で、かつての町役場は市役所の一支所として利用されています。
旧豊浦町の重要な観光資源だった川棚温泉は、駅から徒歩で20~25分くらいの場所にあります。和風の旅館や料亭が立ち並ぶ温泉街が発達しているほか、ゴルフなどのレジャー施設などが集中しています。景色のよさでも定評があります。
川棚温泉駅は、国道191号線と県道40号線に近い駅。県道245号線・262号線へのお乗り入れも簡単です。駅付近に設置されているバス停留所でお待ちになると、サンデン交通やブルーライン交通のサービスをご利用できます。
川棚温泉駅は、JRの山陰本線に所属する駅です。管内では、終着駅である幡生駅に近い位置にあります(20キロほど離れています)。この終着駅までお進みになると、山陽本線へのお乗り換えができます。
反対方面では、50キロ以上先にある長門市駅が最寄りのお乗り換え地点といえます。長門市駅は、美祢線および仙崎支線と接続しています。長門市駅から先は、益田駅でお乗り換えができます。益田駅まで移動していただくと、山口線へのお乗り継ぎが可能です。
川棚温泉駅は、2011年の春先から職員が常駐しない体制に入っています。駅の利用率は徐々に低下しています。1日単位の乗客数を算出しますと、600人を初めて下回ったのは2000年だったことが判明します。その6年後に500人未満となりました。その後はときおり微増する年が確認されているものの、まだ減少傾向はとまりそうにありません。
施設の種別に関しては、介護付き有料老人ホーム・グループホーム・住宅型有料老人ホームなどが多いエリアになっています。