稲城市の商業や行政の中心エリア。年々進歩しています
多摩ニュータウンの向陽台地区の最寄り駅として、バブル経済が隆盛を誇っていたころから利用されてきた稲城駅。駅の周囲はしばらくの間、開発が不充分な時期が続いていましたが、現在では見違えるほど発達しています。2006年は特に、駅構内と駅の周辺が立て続けに改造された年となりました(エスカレーターやエレベーターといった、駅舎のバリアフリー化が完了した年であり、また駅と一体化している商業ビル「京王リトナード稲城」の工事が完了した年でした)。現在は、駅のすぐそばで開発工事などは行われていません。ただし隣駅との中間地点にあたるエリアが市の区画整理事業のターゲットとなっているため、さらに人口が増えたり利便性が上がったりする可能性はありそうです。稲城駅の場合、バス乗り場は南側のロータリーに集中しています。京王線沿線のためバスグループが目立ちますが、小田急バスも大健闘しています。また、市営のコミュニティバスに乗るという選択肢もあります。稲城駅は、京王相模原線の管内にある駅。稲城駅には現在、特急や急行などの高速で運転される列車はまったく停車しません。しかし市当局が現在、稲城駅に急行列車の停車駅に追加するよう打診しているという情報があります。乗り換え場所については、いちばん近い駅は2区間離れた京王稲田堤駅と京王永山駅になるでしょう。前者ではJRの南武線に、後者では小田急多摩線に乗り継ぎできます。稲城駅はどちらかといえば発着駅に近いほうですが、その調布駅まで行くと京王本線に乗り換えできます。稲城駅の利用率は、前世紀中は一貫して上がっていました。21世紀にはいるとその勢いは落ちはじめ、やがて横ばいに変わりました。1日あたりの乗降客数を確認すると、2007年から3年連続して2万人を超えていますが、2010年代に入ると2万人以下になる年が3年連続しました。稲城駅の近隣については、人口が増えた時期が比較的新しいという共通点があります。このような条件を持つ土地では介護施設の戸数は少ないことが多いもの。実際に稲城駅を起点として施設探しをすると、戸数が多く見つかるわけではありません。しかし、駅から1.5キロ圏内というかなり近い範囲で、連続して施設を発見できる点は好材料でしょう。いちばんよく見つかりそうな種類はおそらくサービス付き高齢者向け住宅で、その次は介護付き有料老人ホーム、あるいはグループホームだろうと推定されます。









































