簡単に歩いていける範囲に、いろいろな駅があります
2017年の秋に、開業100周年の節目を控えている白糸台駅。長い間「北多磨」という駅名で親しまれてきましたが、2001年に地域名と同一の名に改名して新たなスタートを切りました。駅構内に隣接して、車両基地が長らく置かれている点がこの駅の最大の特徴です。このため、早朝の時間帯に始発列車が運行される点も目立つ特性となっています。駅の周辺は普遍的な市街地で、駅や線路のすぐそばまで住宅が並んでいます。市の中心地からは多少距離が空いていますが、公営の施設などはそろっている点は見もの。多磨霊園の南参道に比較的近い駅ですが、重要文化財が収められている染屋不動尊の最寄り駅であることもまた、この地域の強みとなっています。白糸台駅は、国道20号線および都道229合繊に近い点がこう通常の利点でしょう。白糸台駅は、西武多摩川線の館内にある駅です。全部で6駅しかない短い路線ですが、発着駅の武蔵境駅と終着駅の是政駅どちらにも乗り換え先があります。前者ではJRの中央線に、後者ではJRの南武線への乗り換えを実行できます。それから忘れてはいけないのは、この駅から数百メートル離れたところに京王線の駅が2種類あること。武蔵野台駅と多磨霊園駅はそろって慶応本線に属しています。このため23区内に短時間で出かけたいときなどはしばしば利用されています。白糸台駅の利用率は、1990年代はゆっくりと上昇していました。その動向が変わったのは21世紀に入って少し経過したころでした。もっとも上昇がストップしたわけではなく、その後も上がっていますが正確に書くなら、「不規則かつ、小刻みな上下を繰り返している」といったところでしょう。1日あたりの乗降客数は、2000年代の10年間がか5000人を上回った年は少な目でした。しかしその末期からは5000人以上を記録する年が連続しています。白糸台駅の近所に関して、「介護施設がたくさんある」とはまだ書くわけにいかないでしょう。それでも、駅から数百メートル~1キロ程度のアクセスしやすい範囲で施設を確保することは、今のうちならわりと難しくないでしょう。うまくいけば、ゆっくり歩いても駅まで10分とかからずに着ける位置に住めるチャンスがあります。介護付き有料老人ホームを筆頭に、住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などが、こうした駅から近い範囲に建てられてきました。入居費用は安いとはいえませんが、変動制を採用しているところが多くて相談の余地はあります。





