重賞レースがたくさん開催される場所の近くです
「東京競馬場」は、所在地の名前から「府中競馬場」という通り名で親しまれてきました。JRAが指定する重賞レースの三分の一が開催されており、競馬ファンにとっては聖地のような存在です。レース開催日になると全国からファンが殺到するため、専用の最寄り駅「府中競馬正門前」駅が設置されたのは1955年のこと。2015年はちょうど開業60周年という記念すべき1年となりました。いまどきの高齢者の間では、特に男性を中心に競馬への愛着は非常に根強いものがあります。馬券を買ってレースを見物するときの興奮は、何歳になっても捨てがたい刺激となることでしょう。駅の周辺は、競馬関係の用地および隣接する大國魂神社などの寺社仏閣の土地を除くと、一般的な住宅地ばかりです。市役所のような行政施設や、南武線の府中本町駅や京王本線の府中駅からもあまり離れていない場所のため便利な点があるいっぽう、普段の暮らし向きは相当に静かです。商業施設がある場所は多いとは言えませんが、数百メートル歩けば商業地に入れます。府中競馬正門前駅は、京王競馬場線に所属する駅。この路線は2駅しかないため、必ず隣接する東府中駅で乗り換えることになるでしょう。東府中駅では京王本線に乗り換えて、各地を目指すことになるはずです。なおレースがある日は臨時急行が運行されることがありますが、これを使うと一時下車せずに上り方面に直行できます。府中競馬正門前駅の利用率は、レースの人それ以外の日とで格差が激しいため、平均するとかなり低い水準となります。前世紀中は1日平均の乗降客数が5,000人を超える年がありましたが、今世紀に入ると低下が続いており、2005年以降は4,000人を下回っています。利用者が少ないため、駅や列車が登場するCMなどのロケーション場所としてしばしば選定されているほどです。府中競馬正門前駅の周辺は、介護施設がたくさんあるわけではないでしょう。とはいえ、入居先を探している市民にとっては、決して悪くない条件がそろっています。静かな場所がけっこうある点や不便ではない点も好条件ですが、駅からあまり離れなくても施設を発見できるチャンスがある点も大きいでしょう。実際に、駅から1キロ以内という近場でめぐり会える可能性があります。その可能性がある施設はほとんどが介護付き有料老人ホームとなるはずです。介護付き有料老人ホームに対しては高額だというイメージもあるようですが、府中競馬正門前駅近辺では入居一時金が発生しないところがあります。



















































