安くて新しいサービス付き高齢者向け住宅に入れるチャンス
山前駅が開設されたのは、19世紀が終わる数年前のことでした。現在は、駅の周囲は平凡な市街地で占められています。駅の南側を渡良瀬川が流れていますが、駅からしばらく北へ進むと山林地帯に突入します。この山地に接する形で、山前公園が存在します。駅の近くで目立つ施設を取り上げるなら、足利工業大学がいちばんでしょう。とはいうものの、徒歩で簡単にアクセスできる距離ではありません(シャトルバスなどが運行されています)。しかし山前駅も、受験シーズンなどに差し掛かるとこの大学へ向かう若い利用者でごった返すことがあります。普段の山前駅は、利用率が高いとは書けません。1日ごとの乗客数を計算すると、今世紀に入ってからはほとんどの年で800~900人の間の数字を記録している様子を確認できます。2010年とその翌年は、例外的に800人未満に下がりましたが、近年は900人に近い結果を残しています。また、山前駅は昭和末期から20年ほど、足利競馬場の最寄り駅でした。この地方競馬施設は今世紀に入って間もなく廃止されましたが、それまではギャンブル愛好者がこの駅を通過する光景がよく見られました。山前駅は、JRの両毛線に所属する駅です。隣接する足利駅は東武伊勢崎線への乗り換え場所となっているため、ニーズの高い駅となっています。足利駅の2区間先には佐野駅がありますが、この駅は東武佐野線への乗り継ぎを実行できます。これらと反対方面に目を向けたときは、2区間先に位置する桐生駅が最寄りの乗り換え場所となります。桐生駅ではわたらせ渓谷鐡道のわたらせ渓谷線と上毛電気鉄道の上毛線に乗り換えできます。山前駅は北関東自動車道のすぐそばに所在する駅で、駅前に県道67号線が走っています。この県道沿いにバス停留所があります。この乗り場には、市営のコミュニティバスがやってきます(運行業務は、足利タクシーや足利中央観光バスが担当しています)。山前駅を起点として介護施設をチェックするときは、駅から5キロ圏内をくまなく見回すようにしたほうが正解でしょう。1キロ以内といったとても近い範囲にこだわるとうまくいかない恐れがありますが、1~5キロ圏内であれば発見の確率は高いものとなります。見つけられる施設の種類は、グループホームやケアハウス、介護付き有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅です。とりわけサービス付き高齢者向け住宅は、個性豊かな施設が連続して登場していて見ものです。








