パノラマ
バスに乗ってお出かけするチャンスをたくさん持てます
史料にて起源をたどると、実に明治初期にさかのぼることができる茨木駅。しかしこの駅が飛躍的に発展したのは昭和半ばを過ぎてからでしょう。大阪万博への最寄り駅となったことで、駅前の大改修が行われたことや快速列車が停車する駅に指定されたことで、数多くの人々や法人の注目を集めることとなりました。駅前の施設でいちばん目立つものといえば、駅からペデストリアンデッキをわたって立ち寄れる「茨木ショップタウン」でしょう。地上2階から地下1階までのフロアに数百種類の商業施設が集中しており、買い物はもちろん飲食や娯楽など、手に入るサービスの範囲は並大抵のものではありません。もっとも駅からすぐに行けて巨大であるという意味でなら、「イオンモール茨木」のスケールも尋常ではありませんが。
初めて茨木駅に降り立つと、外に出たときに驚かされることにバスターミナルの雄大さがあります。乗り場は東西合わせると10数ヶ所に上ります。近鉄バスや京阪バス、阪急バスなどがしのぎをけずるように、路線サービスの運行に努力しています。
茨木駅は、JRの京都線に所属する駅です。新快速列車が停まる駅には選ばれていない（通常の快速だけ）ですが、2区間離れた高槻出来で降りて待つと乗り継ぎできます。いちばん近い乗り換え場所となっているのは新大阪駅。そしていちばん大規模な乗り換え場所となっているのはその隣にある大阪駅でしょう。この2駅を合計すると、JR・阪急電鉄・阪神電鉄・大阪市営地下鉄の路線を10種類以上使いこなすチャンスに恵まれます。
茨木駅の利用率は、1990年代に少しずつ低下していました。ただし世紀の変わり目を迎えたころに低下は収束し、この10数年はあまり上下していません。1日平均の乗客数は、21世紀に入って以降は44000～46000人の間で推移しているだけです。
茨木駅の周辺で介護施設を探すときは、駅から1～2キロ程度の範囲がいちばんの狙いどころとなるでしょう。そのあたりがいちばん、定員に空きがあって優良な施設（介護付き有料老人ホームや住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅など）の密度が高くなっています。ただしグループホームに限定するなら、1キロ未満の近場でも数軒くらいは見つけられる可能性が高そうですが。
どのタイプの施設でも、月額使用料や入居一時金はかなり低額にとどまるチャンスがあります（後者にいたっては、いっさい徴収されずに済むチャンスがけっこうあるようです）。
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