苗穂駅は札幌都心のすぐ隣。利便性の高さは道内随一

2面4線のホームですが留置線も2線あり、隣駅である「札幌駅」の折り返し列車用の待機場所となっています。乗り場は3番から6番までで、函館本線(上りは小樽方面、下りは岩見沢方面)と千歳線(上りは新千歳空港方面、下りは小樽方面)が停車。一日の平均乗車人員は2013年の時点で3996人でした。
駅舎からホームまで跨線橋を使いますが、エレベーターやエスカレーターが無く、トイレも車イスに対応していませんが、バリアフリー化が進んでいないのは駅の移転計画が決定しているからです。新しい駅の利用は2018年から予定されています。使いやすい駅として生まれ変わるのももうすぐです。
新しい駅が出来るまでは足が痛くて階段が上れない方は苗穂駅の西隣である札幌駅などを利用するのも一つの手でしょう。札幌駅は札幌市の中心。駅の近くには北海道大学や観光スポットとして有名な時計台、そして札幌雪祭りの会場である大通公園などがあります。これらのスポットは苗穂駅からも比較的近いですので、同駅周辺の方も雪祭りなどが気軽に楽しめます。
駅の構内北側はJR北海道「苗穂工場」や「苗穂運転所」、JR貨物の「苗穂車両所」などのJR関連の巨大車両エリア。反対に、駅の南側には豊平川が流れ、学校や病院などもある住宅エリアが広がります。
また、苗穂駅エリアには老人ホームや高齢者住宅などもあります。「高齢者住宅」なら入居時の費用及び月額利用料が15万円未満で収まるので入居しやすいでしょう。老人ホームと違い、高齢者住宅は自由がきくのが魅力。居室にキッチンもあるので自炊も出来る上に買物などの外出も可能。気楽な生活が送れます。
そして、苗穂駅エリア内には施設内に病院やデイサービスもある豪華な「住宅型有料老人ホーム」も。医療連携がしっかりしているため、人工透析やカテーテル、胃ろうなどの高度な医療サポートが受けられます。夫婦入居の場合、入居時の費用が数百万から数千万円しますが、老老介護から解放され、しかも離れずに暮らせるのは素晴らしいと思います。
苗穂駅エリアは、駅を中心とした再開発も進んでいます。より住みやすい町になりつつありますので、シニア世代にもおすすめしたいエリアの一つです。