海の上に広がる町。島ごとに持ち味が少しずつ異なります

愛媛県の北端に位置する、越智郡の上島町。
四国本土ではなく、瀬戸内海に浮かぶ島々がその町域です。
現在は、岩城島・生名島・弓削島など20近い島が上島町に所属しています。
愛媛県のほかの自治体よりも、広島県の尾道市に近い点が特徴的。
このため、尾道市との経済上のつながりはとても密接です。
このほか、広島県の福山市や香川県の観音寺市、愛媛県内では今治市と海上にて隣接しています。
上島町は農業や漁業、工業など目玉となる産業が多い町です。
岩城島の柑橘類の生産や、魚島のタイの水揚げなどはひと際有名。
弓削島では昔から、海苔の養殖が実施されてきました。
生名島には、いきなスポレク公園があります。
この公園は、さまざまなスポーツ施設などが設置されている場所です。
練習や運動を求めて集まる町民があとを絶ちません。
上島町には、大型の入浴施設がいくつか設立されています。
その中で目立つ存在と呼べるのが、インランド・シー・リゾート・フェスパでしょう。
この施設は、老朽化した国民宿舎を改築したものでまだ全体的に新しくて設備が充実している点が特長です。
サウナをはじめ、多彩な入湯設備をご利用いただけます。
岩城島には、積善山という山があります。
この山は岩城富士の愛称で親しまれており、独特の美しさが尊ばれてきました。
頂上へ向かう道のそばにソメイヨシノを筆頭に桜の樹が大量に植えられており、春になると絶景をお楽しみいただけます。
花が咲き乱れる様子は、天女の羽衣にたとえられるほどです。
上島町は離島で構成されている自治体のため、島外への移動の際は船舶が欠かせません。
現在は、芸予汽船が運行するサービスが町民の間でさかんに使われています。
生名島・弓削島、佐島では町営のコミュニティバスにご乗車できます。
幹線道路に関しては、県道172号線・173号線・174号線・338号線などが利便性の高い車道です。
上島町の人口は、昭和後期に入ったころから減少傾向を見せるようになりました。
2023年には人口6,283人、高齢化率47.1%との調査結果がでました。
上島町でこれから介護施設へのご入居をお求めになるなら、特別養護老人ホームのような公営の施設が見つかりやすい状態です。
いくつもの島に分かれているため施設の見学に時間がかかることもありえますが、手間暇を惜しまずに足を運んでいただくことが大事。
なお、民間企業が手掛ける施設にめぐり会える機会も増えているところです。