駅とその周囲がこの10年で立て続けに進歩を遂げました

駅の西口にはロータリーがつくられたため、タクシーやバスを待つことも楽になりました。現在は、七光台駅前に路線の乗り入れを行っている民間のバス事業者はありませんが、市営のコミュニティバスがその代役を務めています。
もっとも劇的な変貌を遂げたのは七光台駅だけではありません。駅の周辺は、この10数年でだいぶ開発が進みました。宅地開発が進んだことで商業施設の誘致なども随時行われ、全体としてずいぶんと便利な街に変わっています。その一方で、緑の多さを大事にするようなコンセプトが取り入れられており、現代にふさわしい都市に変わりつつあります。
七光台駅は、東武野田線の管内にある駅です。駅のすぐそばに乗り換え場所などがあるわけではないですが、路線全体で考えるなら乗り換えの選択肢はとても多くなります。発着駅である大宮方面に目を向けますと、春日部駅がいちばん近い乗り換え場所です。春日部駅では、伊勢崎線への乗り換えが可能です。
船橋方面に関しては、流山おおたかの森駅がいちばん近い乗り換え先でしょう。流山おおたかの森駅は、つくばエクスプレスと接続していることで、この10年間で急速に人気が上がっている駅です。そしてその少し先にある柏駅も、JRの常磐線と接続しているため需要が高い駅です。
七光台駅は、1990年代半ばから2000年代前半まではあまり利用率が変わらない駅でした。当時の1日平均の乗降客数は3000人台でしたが、2007年に4000人を超過し、2011年には5000人を突破しました。宅地開発がまだ終わらないため、今後も利用率は高まるものと予測されています。
七光台駅は、周囲全体が開発されている最中のため、介護施設などの供給についてはまだ進んでいるとはいえません。しかしそれはあくまでも、駅からある程度近い範囲のことです。駅から1~4キロくらいの範囲で施設を探すなら、あまり時間を費やさなくても何軒も施設を発見できます。
最近は、サービス付き高齢者向け住宅の進出が目立っていますし、住宅型有料老人ホームなどもひところと比べれば増えました。特にサービス付き高齢者向け住宅の場合は、入居一時金・月額使用料ともに10~30万円の範囲で設定されているところが多く、予算に関しては手ごろといえます。