パノラマ
静かでマイペースな生活を営める土地。菜園なども広いです
終戦から数年後に開業し、60年を超える歴史を持つ滝不動駅。船橋市北部から鎌ヶ谷市にかけては物静かな住宅地が途切れることなく続いていますが、滝不動駅の周辺はその一角です。駅の近くにある名所・史蹟を探すなら、該当するのは御滝不動金蔵寺でしょう。この地域の住民が定期的に参拝などに出かけています。高齢者がマイペースで散策する場所としてはぴったりでしょう。
買い物などをする場所はある程度限られていますが、必要な物資などの入手に苦労するほど不便なエリアではありません。また健康関係の相談が必要なときは、滝不動病院でまとめて診療をお願いできそうです。
滝不動駅は、新京成船の中途にある駅です。いちばん近くて乗り換えしやすい駅はおそらく北習志野駅でしょう。北習志野駅では、東葉高速鉄道と交差しており、これを用いて東京メトロの東西線に接続することも難しくありません。
その次に近い乗り換え場所は、方角が反対になりますが新鎌ヶ谷駅となりそうです。新鎌ヶ谷駅では、京成電鉄の成田空港線と北総鉄道、さらに東武野田線が乗り入れており、千葉県内のあちこちに行けるチャンスに恵まれます。なお、終着駅である京成津田沼駅まで行くと、京成電鉄の路線が2種類利用できることになります（本線に加えて、千葉線が開通したため）。
滝不動駅の利用率は、かなり前から大きな変化が確認されていません。1日平均の乗客数は、3000～4000人の間で上下を繰り返すくらいです。近年は若干、増加気味だという意見が出ることがありますが。この点は、滝不動駅の周囲の人口があまり変わっていないことを物語っています。
滝不動駅の周囲は、静かな空間がどの方向にも広がっています。この点は高齢者の介護を行うには適しています。そして用地の入手などが比較的はかどったため、今ではだいぶ介護施設が目立つエリアに成長しています。
まだ改善すべき点は多々あるのですが、特定のタイプに偏らずに各種の施設が建てられていることは、もっと評価されてよい点でしょう。駅から数百メートルの近場にはまだ少なめですが、1キロ以上、さらに2キロ以上離れたところでも構わない場合なら、かなりの施設の比較が可能となります。
そのほか、菜園や庭園などを豊かに造成している施設が多いという特長があります（これは、手に入った土地の広さを示すいい証拠です）。いずれにしても、花や草木を愛好する高齢者には心からおすすめできます。
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