パノラマ
高齢化率の高さに応じて、高齢者用の介護施設・老人ホームも充実の歩み
笛吹市は、山梨県にある甲府盆地中央部、やや東側にあります。
2004年に東八代郡と東山梨郡の6町村が合併して誕生。
2006年に東八代郡の芦川村を編入したことにより、東八代郡は消滅し、現在の笛吹市となったのです。
笛吹市は緑豊かで花も美しいエリア。
春の一大イベント「桃源郷春まつり」が毎年開催されています。
水芭蕉や桃、そして桜といった花々が楽しめるので大勢の花見客で賑わうイベントです。
また、「桃＆ぶどう日本一の郷」と宣言する程、桃とブドウの名産地。
地元のブドウを使った甲州ワインも多く作られています。
交通アクセスとしては、JR東日本の「中央本線」が石和温泉郷のある「石和温泉駅」と「春日居町駅」に止まります。
笛吹市の中心駅は石和温泉駅で、駅前には大型商業施設「イオン」もあって便利です。
バスは「山梨交通」など３社が路線バスを運行中。
特に「富士急山梨バス」は隣接する甲府市の「甲府駅」から「石和温泉」と通り、「富士山駅」まで行くルートを運行しており、利用者も比較的多いようです。
果物も美味しく、温泉もある街ですので、シニア世代にもおすすめのエリア。
石和温泉郷にも介護付き有料老人ホームがあります。
流石に料金は高めで入居時の費用は０～3000万円、月額利用料は13～60万円程です。
しかし施設内に温泉があり、入居しながら温泉を楽しめるようになっています。
どの市町村でも、高額な施設は料金にふさわしい豪華さがあり、介護サービスの内容も豊富。
入居を決める前に、実際に見学に行ったり、体験入居をしてみたりするのも良いと思います。
基本的にどの有料老人ホームも「お試し入居」を受け付けていますので、上手に利用して、ホームの雰囲気や料理の味などを体感しておくと間違いがないです。
介護施設だけでなく、笛吹市には高齢者の為の福祉サービスがあります。
デイサービスと呼ばれる通所型介護やデイケア（通所リハビリ）などが利用可能。
高齢者の方々は自分の介護度に合わせて上手に活用しており、「デイサービスセンターでお風呂に入れてもらい、お昼も食べさせてもらう…」といった一日を過ごしているようです。
地域包括支援センターに相談すると、ふさわしいプランを作成してもらえます。
また、支援センターは介護相談なども行っていますので、気軽に電話してみると良いでしょう。
そもそも笛吹市の高齢者福祉サービスがしっかりしているのは、高齢者数が多いのも理由の一つです。
2023年の調査では、市の高齢化率は30.6％。
ほぼ、３人に１人は高齢者という状況。
そのため市は高齢者の生活をフォローし、「楽しい老後」の実現を手助けしているのです。
