散歩をするだけでも楽しい街並みが素敵です
小村井駅が所在する墨田区文花エリアは、今から約半世紀前に命名されたといわれています。比較的新しい区分ということになりますが、その由来のひとつは文教施設の多さにありました。小村井駅の周囲にも、今でもそれらの施設が残っています。小村井駅は、都道476号線(丸八通り)や明治通りにアクセスしやすい地区です。特に前者は、駅を出たら1分程度でアプローチできます。この大通りの近辺に、厚生病院や墨田中央病院といった医療機関が立地しています。散歩に適した小さな公園や寺社仏閣などは各地にありますが、小休止などをする場所を探すなら、あずま百樹園(現在は工事中ですが)や緑と花の学習園といった施設もとてもおすすめです。小村井駅を出てからバスに乗り換えたくなったときは、明治通りの沿道の乗り場まで歩くことになります。この停留所には、都営バスが乗り入れています。小村井駅は、東武亀戸線の管内にある駅です。すぐ隣に終着駅である曳舟駅があります。この駅は、伊勢崎線への乗り継ぎ場所として有名です。このほかの乗り換え地点は、発着駅である亀戸駅だけに絞られます。しかし亀戸駅とはたったの2キロしか距離がありませんから乗車時間は短めです。亀戸駅ではJRの総武線に乗り換え可能です。小村井駅の利用率は以前から、亀戸線の管内ではいちばん多いと報告されてきました。1日あたりの乗客数を計算すると、平成初期は毎年のように5000人以上で推移していたことを知ることができます。1997年に5000人以下に落ち、その3年後に4500人以下になりました。幸いなことに2004年からは回復がはじまり、2000年代末期になると5000人近くに達するようになりました。小村井駅がある場所は、一般的な住宅がひしめき合う地域です。このため高齢化問題は決して他人事ではありません。介護施設を望む意見が途切れなく行政に届けられているため、駅から2キロ以内の近場にて営業を開始している施設は近年よく見かけるようになりました。運がよいときなら、駅から歩いてわずか5~10分くらいで到着する施設にめぐり会えるチャンスだってあるでしょう。施設のタイプに関しては、グループホームおよび介護付き有料老人ホームが事実上、二大勢力のようになっています。施設に関する希望がこれといってない場合なら、この2種類のどちらかで検討するほうがよいでしょう(グループホームについては、原則として認知症の発症者しか入居できないのですが)。


