都心部に近いものの、精神的な豊かさが手に入るエリアです
西武新宿線では数年前より、長年温めてきた大規模な連続立体交差事業を実行に移しています。その主要なターゲットに選ばれているのが沼袋駅。2回目の東京オリンピックが開催されるころまでに、今よりもいっそう便利な駅として変貌を遂げることになりそうです。沼袋駅の周囲は物静かな市街地です。氷川神社や明治寺といった寺社仏閣がたくさんありますから、マイペースで散策を楽しむ場所に不自由することはまずないでしょう。これらのほかに、平和の森公園も歩いて行ける距離に見つかります。このほか公営の施設が意外なほど多い点も、目立つ特徴ではないもののこの地域に住居を構えたときの大きなアドバンテージになることでしょう(特にイベントや公的な活動に関心が深い高齢者にはおすすめです)。沼袋駅は、幹線道路に近い駅ではありませんが、バス乗り場が駅の北口の正面におかれています。京王バスグループが、路線の乗り入れを実施しています。沼袋駅は、西武新宿線に所属しています。この路線は駅の数が30前後におよぶ長さですが、沼袋駅は発着駅に相当に近い位置にあります。いちばん近い乗り換え場所は、都営地下鉄の大江戸線へ乗り換えできる中井駅ですが、その2区間先には高田馬場駅が、さらにその1区間先には西武新宿駅が待ち構えています。高田馬場駅ではJRの山手線および東京地下鉄の東西線に乗り継ぎできますし、西武新宿駅まで行くとJR線や東京地下鉄、そして京王電鉄や小田急電鉄と都心部を代表する各線にやすやすと乗り換えられます。沼袋駅の利用率は、バブル経済が終焉を迎えるころを皮切りにややトーンダウンしました。その後も微減する年が続いたものの、幸い大きな低下には至りませんでした。1日平均の乗降客数は、21世紀に入ってからは1万9,000~2万1,000人の間で推移しています。近隣の住宅街で人口減少などが発生していないことの格好の証明と呼べるかもしれません。沼袋駅の近隣は、介護施設の数が豊かなエリアではないでしょう。ただし、小ぢんまりとした一角で介護施設を建てるには理想的です。このため介護事業界は、空いた土地が出てきたときに素早く入手に動いてきました。駅から1キロ以内、または2キロ以内でアクセスしやすい施設がいくつか散見されます。介護付き有料老人ホームがほとんどのようですが、グループホームはそれに次ぐ勢いで増えている可能性があります。興味を覚えたときは早期に見学を申し込むのが吉でしょう。


























