椿峰ニュータウンほか、団地・住宅地が集まる住みやすいエリア

人が集まるところには、生活に必要な施設全般が自然と建てられるものですが下山口駅の周りもその例外ではありません。大型のショッピングモールや医療機関など、高齢者の生活に必要な施設がなくて困ることはまずないでしょう。下山口駅の構内も、近年はバリアフリーにかかわる設備(多機能トイレやエレベーターなど)の充実が目立ちます。
バスについては民間の事業者が関与するエリアではありません。しかし市営のコミュニティバスが駅前まで乗り入れているため、市内で動く程度であればほぼカバーできるでしょう。
狭山線についてはきわめて短い路線ですが、西所沢駅にいったん出てしまえば池袋線に乗り換えられます。池袋駅までは時間がかかるものの、その次の所沢駅で新宿線に、さらにその次の秋津駅でJRの武蔵野線に乗り移れるなど、乗り換えに使える駅は豊富です。そして狭山線のいまひとつの駅、西武球場前駅では山口線に接続しています。そこから西武遊園地駅まで出ると多摩湖線の利用が可能となります。
この駅の利用率は少しずつ低下していることが明らかになっています。1日あたりの乗降客数は2008年までは9000人以上でした。2009年以降も毎年100~150人程度のペースで減り続けています。
下山口駅は、住宅地に囲まれるように位置しています。そのため駅や団地のすぐそばに老人ホームや高齢者専用住宅があることをつい期待したくなるかもしれません。しかしその点にこだわってしまうと施設探しは難航しかねません。思い切って数キロ程度広々と検索する範囲を設定したほうが、時間を無駄にしなくて済むでしょう。そうなれば自然と、下山口駅以外の駅のほうが近いという施設がたくさん出てきますが、バスやタクシー、自家用車などを使うこともじゅうぶんに可能ですし、あまり気にすることはありません。
ちなみに、比較的安い施設を探したいときはグループホームを中心に探すという方法があります(この場合は認知症気味であることが前提となりますが)。もっともそのほかの施設でも安い施設は少数ながら存在します。