移動に便利な駅でありながら、駅の周りは静かです
2012年から、南埼玉郡で唯一の郡となった宮代町。人口が30000人台の小規模な自治体ですが、東武動物公園や日本工業大学がある場所として有名です。駅の総数はわずか3駅ですが、和戸駅は隣接する東武動物公園駅と並んで19世紀末期から存在する駅として知られています。駅の周辺は住宅地として使われている土地が過半数に達していますが、住宅が密集している印象ではありません。駅付近や線路沿いを眺めても、見晴らしのよさや緑の豊かさがすぐに目に飛び込んできます。散歩をしていると、よく澄んだ空気や燦々と降り注ぐ日光をたっぷりと楽しめることでしょう。妙本寺や身代神社のような寺社仏閣も近くでよく手入れされて残っています。和戸駅は、深夜急行バス(東武バスグループのサービスが部分的に使えます)を除くと民間のバス事業者が進出していないエリアとなっています。町営のコミュニティバスが、町内を循環していますから近所への移動に際してはもっぱらこのサービスの利用がおすすめできます。和戸駅は、東武伊勢崎線の管内にある駅です。和戸駅は、駅舎が簡素でスケールのある駅だという印象はおそらくゼロに近いでしょう。しかし、急行・区間急行・準急・区間準急がいずれも停車する駅に指定されています。乗り換え場所については、両隣の駅が最寄りとなります。東武動物公園駅では日光線を使えますし、久喜駅ではJRの東北本線、そして上野・東京ラインと湘南・新宿ラインの利用ができます。和戸駅の利用率は、20年くらい前から低下が進んでおり、止まる気配はほとんどありません。1日あたりの乗降客数は、1996年に6000人未満に、そしてその6年後には5000人を割り込みました。21世紀に入ってからは減少するスピードがやや落ちていますが、4000人未満になるのはもう時間の問題だろうという意見が多数派を占めています。和戸駅の近くには静かでのびのびとリラックスできる場所がたくさん残っていますし、地価などの条件から見ても介護施設を建てやすいといえます。実際に駅から数キロ離れると施設数はどんどん増えていくようです。駅から2キロ以内で探すときは多少苦労してしまうかもしれませんが、5キロ以内くらいの条件を設定して探すなら、入居先の候補が集まらなくて苦労する心配はまずないでしょう。特に、3~4キロ前後離れたあたりが施設の密度は高くなると考えられます。施設の区分についてはグループホームが、次いで介護付き有料老人ホームが多いでしょう。











