最近は駅とその周囲がどんどん洗練されています
駅舎と一体化した商業ビル、「EQUIA朝霞」がすっかり駅のトレードマークとなった朝霞駅。20世紀の終わりまではどちらかといえば、市の中枢を担う施設が集中するエリアの最寄り駅であるにもかかわらずかなり地味な駅でした。しかし今世紀の初頭からはじまった再開発プロジェクトの進行につれて、かつてのイメージは一気に払拭される結果となっています。飲食店が数多く出店したことは一目瞭然ですが、駅に近い団地のリニューアルも、歩行者の目を強く引き付けてきました。駅前の広場に手が加わったため、ロータリーが急激に機能的になったことは言うまでもありません。現在は、東武バスグループのほか西武バスや国際興業バスが路線の運行を実施しています。タクシーを待つ間も気分良く過ごすことが可能です。ちなみに南口の駅前には、2007年に朝霞市を出身地とする故・本田美奈子さんの記念碑が建てられました。朝霞駅は、東武東上本線に所属する駅。高速で運行される列車は準急を除くとまったく停車しませんが、隣にある和光市駅で降りて待っていれば、TJライナー以外の種類はいずれも停まります。そして和光市駅はよその路線への乗り継ぎをする上でも欠かせません。東京地下鉄の有楽町線および副都心線への乗り換えを実行できます。そしてもうひとつの隣駅である朝霞台駅で降りると、JRの武蔵野線へ乗り換えるチャンスが発生します。朝霞駅の利用率は、平成の半ばころから現在まで大きな変化は見せていません。ただし1990年代の末期に入ると1日あたりの乗降客数は徐々に減少するようになりました。しかし2000年代の後半に入ると、再開発計画が成功したためでしょうか、また6万人に近い数値に回復するようになったのです。2010年以降はさらに増加しており、6万5,000人に近づくほどの勢いを見せているほどです。朝霞駅は周囲をさまざまな施設に取り囲まれるように建っています。行政施設や公園、団地や文教施設、そして商業施設などが林立していますが、介護施設をたくさん増やすとなると土地の獲得などが一筋縄にはいかない様子があります。施設がよく出てくるのは1キロ以上離れたあたりからであり、成増駅や北朝霞駅といった近くの駅との中間地点に入ることが少なくありません。いずれにしても最初は3キロ圏内くらいを目途に探してみるとよいでしょう。朝霞駅の近くで見つかりやすいタイプは、グループホーム・介護付き有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅あたりでしょうか。


















































