池田市・箕面市・豊中市の3市をつなぐ要衝で老後を送れます

乗り入れている路線は阪急電鉄の宝塚本線と箕面線のみですが、阪急電鉄の宝塚本線については、特急・通勤特急・急行・準急とすべての車両が停車します。ハブ駅にふさわしい位置づけといえるでしょう。池田駅のひとつ向こう側には川西能勢口駅がありますが、ここで降りると能勢電鉄の妙見線やJRの福知山線に乗り換えができます。池田駅と反対の方向に目を向けると、すぐ隣に蛍池という大阪モノレールに接続している駅があります。遠くまで行かなくてもすぐに乗り継ぎができる駅に恵まれているわけです。
箕面線についてはかなり短い路線ですが、石橋阪大前駅は発着駅という大きな役割を果たしており、日常的な通勤・通学を目的とする利用者にはむろんのこと、休日に箕面市内の行楽地を目指す利用者にさかんに愛用されてきました。
駅を降りると、東側と西側双方に商業地や学生街が広がっています。国道の171号線や176号線がクロスする場所にあるため自動車での往来も活発に展開されています。バスについては駅を降りてすぐに乗車できるわけではありませんが、商店街を抜けたところに停留所があり、阪急バスが管理する路線が山のように張り巡らされています。
駅の利用率者は、どちらかといえば安定しているといえそうです。20世紀末のころとくらべると、宝塚本線・箕面線どちらの乗降客数も減っていますが、数千人程度の違いしか発生していないのです。1990年代は合わせて50000人を超える乗降客数を毎年のように集めていましたが、この10年くらいは47000~50000人くらいの間を推移しています。
ともあれ石橋阪大前駅の近隣は交通網が発達していて、介護施設を探すにあたっても何かと励みになることでしょう。見学の際も、よく手入れされた交通システムをたっぷりと活用して、入居後の行動についてシミュレーションを試みるのもいいものでしょう。
ちなみに、石橋阪大前駅から数キロの範囲に今登場している介護施設は多岐にわたります。介護付き有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅のような、最近ではありふれたものになってきたタイプだけではないため、1回でも多く見学の機会は多めに設けたほうがいいでしょう。費用体系やサービスの方向性も少しずつ違いがあります。焦らずに説明を聞き取って、比較するのがいちばんです。