工場がひしめき合う港町ですが今ちょうど駅周辺が変わっています

近年の黒井駅は、周辺地区の再整備計画が実行に移されていることでしばしば話題になります。計画の策定がスタートしたのは2005年、工事が具体的にはじまったのは2010年のことです。
最近その成果が確認できた典型となったのは、自由通路の開通や待合室の新設でしょうか。駅を取り囲む道路などの整備事業についても、期待のこもった視線を投げる住民が増えています。
黒井駅に近い幹線道路といえば、国道8号線でしょう。路線バスについては、民間のバス事業者が主体的に管轄するものはありません。現在は市営のコミュニティバスの運行を、頸城自動車グループが委託という形で従事しています。
黒井駅は、JRの信越本線に所属する駅です。管内では発着駅である直江津駅のすぐ隣に所在しており、この隣駅を介して移動ルートを組む住民がおおぜいいます。直江津出来は、えちごトキめき鉄道の妙高はねうまラインや日本海ひすいラインへの乗り継ぎが可能な駅です。
もうひとつの隣駅は犀潟駅です。犀潟駅では北越急行のほくほく線への乗り換えができますが、ほくほく線の直通運転が(限られた範囲になりますが)実施されており、黒井駅にてそのまま乗車できるチャンスもあります。
黒井駅は無人化された状態で運営されている駅です。そのため、駅の利用率は非常に低いです。1日ごとの乗客数を計算すると、近年は200~300人の間で推移している模様です。もっとも2000年代の流れを観察すると、少しずつ上がっているという見方が成り立ちます。駅および周囲の発展が現在進んでいますから、いずれは乗客がもっと多くなっても不思議ではないでしょう。
黒井駅の近辺は、工業団地などのイメージがひたすら強い地域です。駅の西側を直進するとたちまち港湾に着いてしまうロケーションですし、介護施設を建てられる土地はおのずと絞られてしまうようです。それでも、駅から2~5キロの圏内で探すと、数軒くらいであれば短時間で施設を発見できます。
施設のタイプに注目してチェックすると、グループホームや介護付き有料老人ホームなどが主流を占めています(前者は、料金面から見てもとにかく入居しやすいといえます)。