京都市と長岡京市の間の、にぎやかな都市です

京都市の南部に位置する、向日市。
北側から京都市に、南側から長岡京市に挟まれています。
京都盆地と西山連峰の狭間に立地しているため、高地と平地という対照的な地形が市内でぶつかっています。
市内は、宅地として使用されている土地がほとんどです。
北西部には竹林が一面に残っており、向日市を代表する農作物であるタケノコが大量に出荷されています。
また、花の栽培でも定評があります。
京都市のすぐ隣にある自治体のため、経済をはじめあらゆる形で京都市と密接につながっている都市です。
京都に通勤・通学する市民は非常に多いです。
向日市は、隣接する長岡京市と同様にかつて長岡京が建造された地区でした。
その後も人の流入や移動は絶えず続いており、史跡の数はひとつやふたつではありません。
長岡京の跡地から出土した史料などについては、専用の文化資料館でご覧いただけます。
そのほかに古い旧跡といえば、桓武天皇の皇后陵や淳和天皇の火葬塚、また寺戸大塚古墳・五塚原古墳・物集女車塚古墳などが有名です。
平安時代初期に創建された向日神社は、参道に桜や紅葉樹などが植えられています。
春や秋は美しい花や紅葉をたっぷりとお楽しみいただけます。
鎌倉時代末期に創建された石塔寺も、居心地がよくて落ち着ける寺院のためおすすめです。
2009年から、向日市は京都激辛商店街を展開中です。
これは仮想の商店街ですが、加盟する飲食店に、特別に辛く仕上げた料理を提供させることで成り立っています。
1年を通じてたくさんの催しが随時企画されており、飽きずにお楽しみいただけます。
向日町で列車にお乗りになりたいときは、JRの京都線と阪急の京都本線をご利用可能です。
路線バスについては、阪急バス・京阪京都交通・ヤサカバスや京都バスなどのサービスをご利用できます。
幹線道路に関しては、国道171号線などが市内を走り抜けていて便利です。
向日市の人口は、今世紀の初めまでゆっくりとした増加傾向が続いていました。
現在は減少に転じていますが、まだその歩みは非常に緩やかです。
2023年には人口5万6,794人、高齢者人口は1万5,303人でした。
同年の高齢化率に関しては、26.9%というデータが発表されています。
現在の向日市で介護施設をお探しの場合は、グループホーム・特別養護老人ホームが群を抜いて見つかりやすいでしょう。
そのほか、介護療養型医療施設や介護老人保健施設など公的な施設を中心に発見していただけます。