鎌倉と横浜の間にある交通の要衝。バスのサービスも便利です
大船駅がある場所は、横浜市と鎌倉市の境界線が通るエリアです。駅が誕生したのは今から120年以上前のことであり、当初は今のような存在感のある場所ではありませんでした。横浜・鎌倉の中心部からは距離がありますが、鉄道インフラとしての需要が高まるにつれて、人口や建物が増加したという経緯があります。駅の近くで楽しく利用できる施設を探すとしたら、松竹大船撮影所の跡地を利用してつくられた「鎌倉芸術館」や、県立フラワーセンター大船植物園などが考えられます。最近の大船駅エリアは、東側・西側ともに再開発計画が浮上しています。トラブルが起こったために中断していた時期がありましたが、数年前から本格的に動き出しており、近い将来は駅の周囲が一段と便利に、豪華になる可能性があります。大船駅は、バスのロータリーが発達していることでも有名です。大量に発着する路線バスを運行しているのは、京急バスグループ・神奈川中央交通・江ノ電バス・南海バスとなっています。大船駅は、JRと湘南モノレールが接続する駅。特にJR側は、東海道本線・横須賀宣・根岸線が使えるため、需要は非常に高いです。東海道線と横須賀線に共通して、戸塚駅と隣接しています。戸塚駅は横浜市営地下鉄のブルーラインへの乗り換え場所としてよく使われています。根岸線の管内では、3区間先に新杉田駅があります。この駅では、金沢シーサイドラインへの乗り換えが実現します。湘南モノレールの江の島線を使うときは、湘南江の島駅まで行くと小田急江ノ島線および江ノ島電鉄線に乗り換えできます。今世紀に入ってからの大船駅の利用率は、JR側と湘南モノレール側で対照的です。JR側では上昇が続いており、1日平均の乗客数は2007年に90000人を、その5年後に95000人を超えました。その一方湘南モノレール側では横ばい状態が続いています。大船駅の周辺は、介護施設がある時期まで少な目でした。しかし介護事業界が時間をかけて、少しずつ施設を建てる努力を繰り返してきたため、今では驚くほど施設が増えています。特にグループホームの多さや多様性は、一見の価値があるでしょう。とはいえ、駅から近い範囲にこだわるのはいい方法ではありません。おすすめできるのは、駅から10キロくらいの範囲を設定して、広大なエリアをじっくりと探し回ることです。タクシーやバスを使いこなすようにすれば、駅から遠く離れていることはたいしたハンデにはならないでしょう。



























































