特養の充実もさることながら、介護付有料老人ホームでも低額利用が可能

駅の周囲は市街地が広がっていますが、あちこちに国の文化財として登録されている史跡や建築物が存在しており、味わい深い市街地となっています。高齢者が散策する場所としてはなかなか適性が高いといえるでしょう。
そして流山駅のもうひとつの忘れられない利点は、駅前やその近くで使えるバスが発達していることです。京成バスや東武バスイーストが近くの自治体(柏市や松戸市など)を最終目的地として広大な範囲をカバーしているほか、上野駅や有楽町駅などに向かう深夜バスもできます。
ちなみに流山線で出かける場合は、幸谷駅や馬橋駅で降車することが多くなるでしょう。それぞれ、常磐線に接続しています(幸谷駅については武蔵野線への乗り換えも合わせて可能です)。
1日ごとの乗客数は近年低下傾向にあります。つくばエクスプレスが開通してからその傾向には拍車がかかっており、2009年から2011年まで、連続して1500名を下回ったというデータが公開されています。
流山市は、全体的には少子高齢化対策がかなり進んでいる自治体だと近年いわれてきました。若い世代の移住が進んでいることから自然と少子化率の極端な低迷が抑制されていることも、プラスに働いているようです。その好ましい状況を台無しにしないようさまざまな福祉政策が打ち出されてきましたが、特別養護老人ホームのような公的な介護施設に関して、大幅なベッド数の増加が進められていることはその最たる例でしょう。
とはいえ、どうしてもすぐに入居させてもらえない高齢者は出てきてしまいます。なかなか順番が回ってこない場合は、民間の施設への入居もなるべく検討したほうが建設的です。流山駅の周囲で老人ホームや高齢者専用住宅を探した場合、介護付き有料老人ホームのようなわりと費用が高めになる施設も含めて、比較的安く済むケースが多少みられます。
最安値の場合は月額使用料が10万円未満になることもありますから、予算にかなりの制限がある家庭でも、安心して契約できる可能性があります。認知症の高齢者については、グループホームが急速に増やされています。この機会に見学を行って、本格的に入居を模索することがおすすめです。