牧歌的な田園風景は、心がとても落ち着きます
2015年の晩秋に、開業から半世紀となる節目の日を迎えた鶯野駅。当時は旧国鉄の生保内線の管理下にある駅でした。プラットホームの上に待合室がつくられており、全体としてシンプルな駅です。
鶯野駅は、およそ10年前に誕生した大仙市に所在する駅です。大仙市は農業用地が多いことでよく知られていますが、鶯野駅がある場所はその典型です。プラットホームからあたりを見渡していただくと、遠くにそびえ立つ山々のふもとまで田園地帯がひたすら延びている景色が見れます。
水田を区切るように整備されている道路に沿って、住宅が点在しているといった印象です。また鶯野駅は、西側を流れる玉川と右側を走る国道105号線に挟まれるように立地しています。105号線に沿って少しの間北上していただくと、県道11号線にアクセス可能です。
鶯野駅は現在、JRの田沢湖線に所属する駅です。隣接する角館駅は、秋田内陸縦貫鉄道の秋田内陸線へのお乗り換え場所となっています。この次に近いお乗り継ぎ場所は、終着駅である大曲駅です。大曲駅では、奥羽本線および秋田新幹線への中継地点となっています。
管内で最大の中継地点となっているのは、発着駅である盛岡駅。盛岡駅とは60キロ以上離れていますが、たくさんの在来線(東北本線・山形線)と新幹線(秋田新幹線・東北新幹線・北海道新幹線)が接続しているため、とても需要が高い駅です。また盛岡駅では、いわて銀河鉄道線のご利用もできます。
鶯野駅は人口密度の低い一帯にある駅です。このため前世紀から無人の状態で終日運営されてきました。隣駅である角舘駅が管理を担当しています。駅の利用率については調査がほとんど実施されてこなかったため、正確な情報はありません。いずれにしても1日平均の乗客数は少ないものと推察されています。
鶯野駅を目印にして介護施設をお探しになる場合は、駅から10キロくらいの地域まで丁寧にご覧になることをおすすめします。駅から徒歩10分以内といった条件の良い場所で開業している事例は、若干であれば発見は可能ですが、狙い目となりそうなのはおそらく、駅から4キロを過ぎたあたりからです。
とりわけ、7~9キロくらい離れたあたりは2軒以上の施設が立て続けに見つかります。施設の種別に関しては、グループホームが中心的です。そのほか、介護付き有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などの種類が今少しずつ進出している段階です。'








