人口増加を背景に、急速に市街地化が進んでいます

一部の大企業のビルや事業用地・鉄道会社の所有地を除くと現在の小宮駅を取り囲んでいるのは、ほとんどが平坦な住宅地や中小規模のビル群となっています。駅から離れると住宅の密度はどんどん上がっていきますが、その一方で空き地や緑地、公園やグラウンドなどが点在しており、全体的に開放感が強い地域でもあります。
小宮駅は、都道59号線のすぐそばに設置されています。この車道沿いにバス乗り場が設営されているのですが、現時点で乗り入れを実施しているのは西東京バス1社となっています。
小宮駅は、JRの八高線に所属する駅です。管内で見ると、発着駅側に所在する駅であることがひと目でわかります。すぐ隣に拝島駅がありますが、この駅は青梅線と五日市線、それから西武拝島線への乗り継ぎを実行できる場所として有名です。
拝島駅から先にしばらく進むと、東飯能駅や高麗川駅が登場します。前者は西武池袋線に、後者は川越線に乗り換えするための経由地としてしばしば使用されています。発着駅である八王子駅までは2区間離れていますが、八王子駅は中央線や横浜線、京王本線などを使えるため重要な役割を果たしています。
八王子市は、現代に入っても人口増加が止まらない自治体と呼ばれていますが、小宮町はその傾向が非常に強いエリアです。平成に入ってからの20数年で、人口が倍増したという報告がありますが、小宮駅の周辺もその影響は顕著です。
小宮駅の利用率は、かなり急なペースで上昇していく一方です。1日ごとの乗客数は、2000年に1500人を超過し、その5年後に2000人を上回りました。それ以降も、増加の勢いは衰えることを知りません。2500人を超えたのは2008年でしたが、3000人台に乗るまでに6年しかかかっていません。
小宮駅の周辺は、人口が増えるかたわら高齢化が確実に進んでいるようです。ただし介護施設はまだたくさん供給されているとはいえません。今から施設を探す際に有利な点をあげるなら、駅から遠くない場所、たとえば駅からおよそ2キロ圏内に施設がそこそこ登場していることでしょう。主なタイプは、介護付き有料老人ホームや住宅型有料老人ホームとなります。駅から遠くないにもかかわらず、建物や庭地、駐車場などが広い施設が多い様子が見られます。