住宅地が広がる地域で、低額で利用可能な有料老人ホームも増加中

住民が毎日利用する商業施設が随所にありますが、便利ないっぽうで街並みは全体としてかなり静かです。シルバー世代が余生をゆっくりと過ごしたい場合にはぴったりだといえそうです。駅から少し離れると、緑が広がる部分が多く、散策を楽しむ場所に困ることはありません。
信貴線はとても短い路線です。この駅のほか、両隣にある河内山本駅と市議山口駅だけで構成されていますが、それぞれの駅で大阪線・西信貴鋼索線に乗り換えができます。駅の利用者は近年、横ばいに近い印象で推移していますが、少しずつ減少の一途をたどりつつあります。2005年には、1日平均の乗降客数が2600人台でしたが、2010年の調査では2300人を割り込みました。
この駅が所在する八尾市は、この四半世紀を通してどんどん人口が減っている自治体です。この特徴は、少子高齢化の問題が顕在化していることを意味します。八尾市では、高齢者の福祉については種々雑多な取り組みを見せてきました。高齢者のエネルギッシュな活動を応援する制度や、高齢者の医療負担をサポートする制度は特にさかんに利用されています。高齢者の介護に関する悩みや問題を相談するコーナーもよく利用されていますから、まだ使ったことがない場合はぜひ相談を持ち込んだほうが正解でしょう。
八尾市においても特別養護老人ホームや経過的軽費老人ホームのような、公的な支援を受けられる介護施設には簡単に入居できるとは限りませんが、民間の介護事業者の進出が近年は相次いでいます。施設の数が増えることは、いうまでもないことですが自宅での待機者の解消におおいに貢献してくれます。そしてもうひとつのメリットは、施設の持ち味に幅ができるということ。入居にかかる費用を気にする世帯は多いですが、その費用に関しても選択肢が増えているのです。
現に、服部川駅の周囲で調べてもかなり安めの施設が目につくようになってきました。費用が割高になるというイメージが強い、有料老人ホームでさえも、月額使用料が10万円以下に収まる施設が存在する状況なのです。もちろん条件に合うかどうかを確かめないといけませんが、こういった有利な状況が今あるのですから、できる限り有利に使ったほうが得策でしょう。